コラム 愛がない結婚をしたらどうなった!? ある専業主婦の苦悩の日々【浮気事件簿・後編】

熟年夫婦のような雰囲気

レストランは混んでいましたが、幸いにも隣のテーブルに座ることができました。

会話を聞いていると、女性と夫の付き合いは10年以上であること。女性との結婚を夫の両親が反対していることが判明。また、2人は高校の同級生で、女性はセレブ向けの美容サロンを経営しています。女性には離婚歴があり、海外に留学させている娘がいることもわかりました。

夫は「アイツ(唯奈さん)は見ているだけでムカつく。最初はかわいかったんだけど、金目当てだし。こっちも子供が欲しくて結婚したんだけれどなかなかできない。離婚したいけど、子供は必要なんだよ」と言っていました。

女性は「あなたは遊びすぎ。それに、若い子にはモテないもんね。オラオラしすぎなのよ」と笑っていました。その様子はまるで熟年夫婦のようでした。

仕事でもパートナーのような関係らしく、ビジネスの話などをしており、海外進出やコロナ後の世界情勢についてなどを1時間以上語っていたのです。

それから2人は日帰り温泉に立ち寄って、帰宅。購入した食器を彼が率先して都心のビル内に搬入。帰り際のキスと、その後、金曜日の朝帰りを狙いマンションでの宿泊を撮り、調査終了。

これらの証拠を見ると「主人も私と離婚したがっていたんですか」と涙ぐんでいました。そして「なんでこの女性にはこんなに優しいのかしら?」とも。

結婚してから唯奈さんと夫がそろって出かけたことは数えるほどしかないそうです。

「ひどい話ですよね。私の3年間を返してほしい。私は生き物係兼、家政婦兼、子供が欲しいという目的で結婚しただけだったんですね」

その後、この証拠を持ち、弁護士と相談。離婚に向けて進む方向で舵を切ったそうです。

「弁護士から“まずは別居”と言われて、夫に何も言わずに家を出て、今はビジネスホテルを転々としています。もろもろの費用と山村さんの調査費用は、私が3年間貯め続けた小銭貯金で何とかなりそうでホッとしました」

夫はパンツのポケットに千円札や小銭を入れっぱなしにしては忘れる癖があり、それを貯め続けたら3年間で300万円近くなったのだそう。

「見栄っ張りな夫と義両親は、離婚を避けたがっています。いろんな条件を出していますが、ここで別れないと一生召使いのような生活になってしまう…。難航しそうですが、もう結婚はこりごりなので頑張ります。私を幸せにしてくれて、私も幸せにしたいと思う相手なんて、そうそう見つかるものではないですよね。今後は一人で自由に生きていきたいです」

調査費用は50万円。

夫に内緒で低用量ピルを購入していた。

※本連載はプライバシーを配慮し、一部内容を変えています。

賢人のまとめ

相手が離婚に応じないときの説得材料として、調査を依頼する人も増えています。

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プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/