コラム 【浮気事件簿】寺修業と自己啓発に500万円!スキンヘッド夫とマナー講師の密室の欲望~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

貿易関連会社に勤務し、結婚10年になる堅実女子の山内ミカさん(仮名・36歳)が今回の依頼者。同じ年の彼女の旦那様は、老舗のメーカー勤務で入社以来、総務部で働いています。しかし、半年前に旦那様が管理職セミナーに参加してから、様子がおかしくなったことに気が付きます。帰宅が深夜になり、土日も泊りがけでセミナーに出かけるように。さらに、旦那様はスキンヘッドにしてしまったそうです。共同口座から500万円も使い込んでいるとのこと。

「母に相談したら、“浮気しているかもしれないし、変な団体に勧誘されているかもしれない。いずれにせよきちんと調べてもらったら?”というので、山村さんに調査をお願いしたく……夫婦関係を元に戻してください。お願いします」

そこで早速調査を開始しました。予算はあまりかけたくないとのことだったので、確実にどこかに行くという、土日に調査日を設定。土曜日の朝、大きなナイロン製のボストンバッグを持って家から出てくる旦那様。ヒョロッとした体型に坊主頭はかなり目立ちます。

ミカさんの家は、港区のはずれのくねくねと道が曲がった住宅地の奥にあるため、探偵カーの張り込みは不可能。撮影機材を持って待機していました。

最寄駅から電車に乗り、都心方面へ。新宿で乗り換えて京王線に乗り高尾山まで行きます。電車に乗っている間、ずっと本を読んでいた旦那様。きっと自己啓発系の本なのでしょう。

すると、調布駅から紺色のスーツを着た40歳くらいの女性が乗ってきました。さらに赤のジャージを着た中学生くらいのガリガリに痩せた女の子と、その母親らしい女性の3人が続き、旦那様の近くに座ります。昔からの知り合いのように笑顔で談笑していますが、いったい何の仲間なのでしょうか。

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ジャージャーと言いながら、瞑想と呼吸をする

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