コラム 彼に「消えろ」と言い出した同棲中の彼女。妊娠後に態度が変わった理由【浮気事件簿・後編】

横浜の探偵・山村佳子が調査した男と女の浮気事情。そこからわかる恋愛の表と裏を読み解いていく連載です。

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今回の依頼者は男性です。翔太さん(仮名・28歳)は、マッチングアプリで知り合い結婚を考えている同棲中の彼女(35歳)との関係がうまくいっておらず、私たちに調査を依頼。彼女は妊娠しているそう。

【これまでの経緯は前編で】

真っ赤なクルマで会社まで来た人は誰?

翔太さんは私たちの事務所にお母さんと来ました。お母さんは「大人なのだから、自分のことは自分でしなさい」という感じでしたが、さすがに彼女が妊娠しているかもしれないという話を聞いて、動揺しています。

でも、思い詰めている翔太さんに「それって、ホントにあなたの子なの?」と聞いてしまえば、その言葉が深く翔太さんを傷つけることにつながります。それゆえにその言葉を飲み込んでいることがわかりました。

そして「山村さん。徹底的に調べてください。この子が払いきれない分は私が出しますので安心してください」と言いました。それに対して、翔太さんはホッとした顔をしています。

これだけ頼れるお母さんなら、私もずっと一緒にいたいと思ってしまうだろうな…とも思いました。

まず、調査は早朝からスタート。翔太さんと彼女が同棲しているマンションの前で張り込み開始。まだ外は暗い朝5時半に出てきた彼女は、近くのファミレスに行き、ずっとスマホをいじっていました。手帳を出して何かを書き込んで、また閉じる。他の人から見られないように、何かを隠しているような態度です。

2時間ほど過ごすと、会社へと向かいます。大きなオフィスビルに入っていきました。17時に会社から出てきた彼女を待っていたのは、真っ赤なドイツ車。それにサッと乗って出発してしまいました。

彼女はクルマを持っていないので、探偵カーやバイクを手配していなかった私の大誤算です。すぐにタクシーを捕まえて、追跡開始。すると、2つ目の信号で真っ赤なクルマが止まっており、ホッと一安心。

その帰宅先は、都内の彼女の実家。運転していたのは後でわかったのですが、彼女のお母さんでした。その日の深夜3時にタクシーがやってきて、彼女の実家から翔太さんの家まで向かいます。

翌朝は8時に出てきて出勤。

調査4日間でわかったことは、彼女を迎えに来ているのは母親だったこと。明け方にタクシーを呼び、同棲しているマンションに立ち寄って、出勤しているという生活サイクルでした。

「自分を愛してくれる人は、この人しかいない」

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