デート先は、舞浜のテーマパークやお台場など、人気のデートスポットが多かったとか。弁当屋さんを辞めた後の彼女は、実家の仕事(中華料理店)を手伝ったり、ヘルパーの資格の勉強をしたり、子供の世話をしたりと、忙しかったけれど、それでも依頼者・黒田さんとデートの時間を割いてくれたそうです。
「僕の仕事が交代制ということと、土日は子供のために使いたいと言うから平日限定で月に2~3回デートをしたんです。彼女の息子も僕になついてくれて、彼女から“あなたとだったら3人でうまくやっていける”って言われたんです。だから、僕も結婚するなら彼女しかいないと思って、先日プロポーズしたんですけど、はぐらかされちゃって、次第に既読スルーされるようになって、先輩に相談したんです」と、涙目で語る黒田さん。
その相談を受けた先輩は、黒田さんに交際の内容のすべて聞き出した。
「こいつ、7年間の交際の間に弁当代だけじゃなくて、すっげープレゼントしていたんですよ。ブランドバッグやジュエリー、服だけで100万円は超えています。さらに、化粧品、エステ代、ダイエットサプリメントの定期購入だけでなく、息子の塾代までコイツのカードの引き落としになっていて、月に10万円以上払ってるんですよ」
そして、黒田さんは不穏な噂を耳にします。それは、上司と彼女が付き合っているという内容でした。
「今、彼女とほとんど連絡が取れなくなってしまって。実家の場所は知っているのですが、他に手掛かりはないのです。どうか彼女のことを調べてください」

マッチョなボディーの先輩が、魔性の女に魅入られた後輩をレスキュー。
※本連載はプライバシーを考慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。
音信不通になった美貌の母と息子、血も涙もないタカリ体質の実態は……~その2~へ続きます。