コラム 【浮気事件簿】「GACKT似の夫は財布」と豪語、浮気を繰り返す森ガール妻が見た奈落の底~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

今回の依頼者は、東京大田区田園調布豪邸に住む、天沼千佳さん(仮名・38才)。彼女は既婚者で、かわいい系の森ガール。夫はGACKTさんをリスペクトするお金持ちです。しかし、この夫のことは生理的に無理なので、結婚してから10年間、浮気を繰り返していたそうです。最近、千佳さんに理想のメガネ男子の彼ができましたが、彼に不審な行動が多く私たちに調査を依頼してくださいました。

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調査は平日の夜、千佳さんと彼とのデートの後からスタート。夕方に渋谷で千佳さんと別れた後の彼を尾行。私達は電車移動だと思い込んでいたのですが、ホテル近くのコインパーキングに行き、白くてボロボロなコンパクトカーに乗り込みます。しまったと思いましたが、タクシーを止めてクルマが動き出すまで待機しました。

タクシーでクルマを追うと、日本橋方面を抜けて、江東区にあるファミレスの駐車場に入っていきます。クルマのバックミラーを見ながら身だしなみを整えて、黒のジャケットからパーカに着替えて、かけていたメガネを外してベースボールキャップをかぶり、別人のようになった姿でお店に入っていきます。

そこで待っていたのは、50代くらいのおばさま。マダム風のプリントワンピに身をつつみ、ロングヘアを巻いて、おでこにサングラスをかけています。バッグはお約束のフランスブランドの100万円以上するもので、色は赤。この昔風の“ザ・いい女”という雰囲気で、店内でもものすごく目立っていました。そして彼女は遠目にもわかるほど、化粧が濃い。

ふたりは親しそうに話をしていて、時々手を握ったりしています。誰から見ても、ヒモ男とマダムのデートという雰囲気。彼は私達探偵の存在に全く気が付いていないので、後ろの席に陣取り、彼らの会話を録音します。

すると、話題は意外にも結婚式のことでした。相手はこのマダムではなく、マダムのお嬢様らしく、“娘の希望は~”など話していました。どうも、結婚式を巡り、若いカップルがケンカしてしまい、その仲裁役をマダムが買って出たようなのですが、それにつけても親密すぎる……。親子というのは異性の趣味も似ているらしく、義父が嫁に恋をしたり、義母が婿に恋をしたりという案件は少なくありません。

2人は1時間程度楽しそうに話をしてから、クルマに乗り込みました。それまで笑っていたのに、クルマに乗り込むと真顔になり、1分程度、エンジンもかけずに座ったまま。私達もこれは“くるな”と思いながら、暗視スコープと望遠カメラで車内の動画を撮影します。

車内で行なわれていたのは、どんな行為だったのか……

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