コラム 【浮気事件簿】妻のパンツを洗う高齢童貞の主夫、アイドル系不思議女子に贈る愛の冷凍バナナ~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のある、リッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

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今回の相談者は、理系女子のエリート・林田佳世さん(仮名・40歳)。彼女は日本で一番偏差値が高い大学の理系学部を卒業。生活インフラを支える企業で女性管理職としてバリバリ働いていますが、家事が一切できない。10年前に結婚した大学の同級生の旦那様が主夫としてそんな彼女を支えていましたが、2か月前から浮気疑惑が……。

佳世さんの残業が多い木曜日、金曜日に旦那様の帰宅が遅くなることが重なる。それゆえに、そこを狙って調査をすることにしました。主夫(婦)の浮気は、パートナーが仕事に行っている間に行なわれると相場が決まっているので、佳世さんが朝8時に出勤するところから、工事車両を装った軽トラックで張り込み開始。

何時に出るかわからなかったのですが、意外と早く11時過ぎに家から出てきた旦那様を追います。彼は、90年代のトレンディードラマ『東京ラブストーリー』に出演時の江口洋介さんに雰囲気が似ています。鼻が高くてロングヘアー。ライトブルーのポロシャツにチノパンを合わせ、裾をズボンにINしています。大きなノーブランドのナイロン製リュックをしょっていて、なんとも不思議な雰囲気です。

電車に乗っているときも、美男子ではあるのですが、全体的に自信なさげで野暮ったい。新宿駅で降りると、新宿三丁目方面に向かいます。リュックが重いらしく、時折立ち止まっていました。

大きなデパートを過ぎ、新宿御苑に到着。入口のチケット売り場で人待ち顔です。待っている間、しきりに手で脇をぬぐってその手の臭いを嗅いでいました。さらに、耳や鼻をほじっては臭いを嗅ぎ、手を口に当てハ-っと息を吹いては臭いを嗅ぎ……12時30分になると、顔を真っ赤にして、滝のように汗を流していました。

そこにやって来たのは、昭和のアイドルという雰囲気の女性。むっちりボディーで80年代に人気を博した歌手・河合奈保子さんに似ています。ヘアスタイルも聖子ちゃんカットで、化粧が濃くて浮いており、年齢不詳。20代後半から40代に見えます。服はレモンイエローのレースのミニワンピースです。

旦那様は顔いっぱいに喜びを浮かべ、幸せそうに笑っています。ふたりは手を取り合って、新宿御苑に入っていきます。入園料はワリカンにしていました。

公園大好きな、彼らのデート。パンパンのリュックに入っていたものとは……?

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