コラム 【浮気事件簿】相手は上司!? 癒し系の夫が隠し持つ手作り弁当に秘められた想い~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

今回の依頼者様は、丸川琴乃さん(仮名・37歳)。同じ旅行関連会社に勤める癒し系で非恋愛体質の旦那様の様子がおかしいと、私達のカウンセリングルームに相談にいらっしゃいました。

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調査は、旦那様がお弁当を作ることが多い水曜日に狙いを定めて行なうことにしました。

朝、私達は探偵カーで、依頼者・琴乃さんの武蔵小杉にある自宅マンション前で待機。エントランスから出てくる旦那様を追います。背が高くスッキリしているので、見た目は地味ですが、カッコいい。年上の女性に好かれそうな雰囲気を漂わせていました。

依頼者である奥様の琴乃さんも荷物が多いですが、旦那様はそれ以上。頑丈なことで知られるドイツブランドの巨大なビジネスリュックを背負い、片手にお弁当が入っているであろう紙袋を持ち、駅まで向かいます。

会社がある駅では降りずに、ひとつ先の駅で下車。古びた商店街を足早に通り過ぎ、タイルづくりの古いマンションに入っていきます。10分ほど待っていると、紙袋を持たずに出てきて、急いで会社へと向かいます。

夜、18時00分に会社から出てくる旦那様を追うと、自宅と反対方向にある、朝に立ち寄ったマンションがある駅で下車。コンビニで明太子おにぎりとサラダチキン、発泡酒の500ml缶を2本購入し、かなりの早足でマンションに向かいます。そこから4時間後の23時30分まで出てきませんでした。

毎週水曜日に同じパターンの行動を繰り返していましたが、相手が誰かわかりません。オートロックで部屋の戸数が多いマンションなので、どの部屋に入ったかも特定できず、頭を抱えていたところに、依頼者・琴乃さんから「今週末、夫が休日出勤します」と連絡が入りました。

これはデートだと踏み、私達も気合を入れて尾行しました。朝から旦那様を追うと、再び同じマンションに入ってしまい、がっくり来たのですが、粘り強く張り込みを続けたところ、旦那様と彼女らしき女性が連れ立って近くのカフェで食事している風景を撮影できたのです。彼女の顔は蓮舫さんのようなハッキリとした顔立ちで、スレンダー体形の美人でした。

彼女が抱える悲しい過去と孤独を知り、憎しみが愛情に……

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