コラム 【浮気事件簿】純情中年45歳教頭が、教え子の女子大生に恋……愛の泥沼に沈んだ1千万円~その2~

新宿で降りると、流行のシーフードレストランで楽しそうに食事をしています。お皿が来ては写真に撮って、スマホを操作。きっとSNSにアップしているのだと想像しました。1時間程度で食事が終わると、彼女が支払いをしていました。

その後は、ダーツバーに移動。彼女は太ももを見せつけるように、ダーツに興じています。それから、レイトショーの映画へ。深夜に映画館から出てくると、コンビニで缶チューハイとビール、お菓子を買い込み、ラブホテルに入っていき、翌朝11時のチェックアウトまで出てきませんでした。

彼の身元も、彼女の最近の行動も、インスタグラムの情報からわかりました。人気のシーフード店の写真を位置情報つきでアップしていたからです。2人のインスタをさかのぼると、見る限りでは真剣に交際を開始したのは1年前。彼は都内の実家暮らしで、大学を中退してカラオケ店に勤務していました。

さらに、彼女が依頼者・道郎さんに“友達と旅行に行くから20万円ください”と貢がせたお金で、彼とグアムに行っていることがわかりました。これらのすべてを報告書にまとめました。

報告書を見ながら、顔を真っ赤にして涙をこらえる道郎さん。この報告書を見るまで、道郎さんは彼女のことを男性経験がないと思っていたふしがありました。

「彼女がラブホテルにこんな男と入っているなんて……。でも、この男にはきっと彼女のことは受けとめられないはず」

そう悲しそうに言い、帰っていきました。その後、気持ちを整理しきれない道郎さんから、私のところに連絡があり、「衝撃を受けたものの、彼女から振り込みを依頼されると、ついお金を渡してしまう」と話していました。

それから1か月くらい経ち、カウンセリングに私達の事務所に来た道郎さんは、悔しそうに語ります。

「3年も片思いしていると、もうダメなんですよね。彼女に嫌われたくないから、この件を話題にすることさえできません。むしろ、彼のことがライバルのように見えてしまい、以前にも増してお金を渡しているかもしれません。最近は、彼女にフランスブランドのバッグをプレゼントしたんです。そして、アメリカブランドの指輪も贈りました。これを見た相手の男が不審に思ってケンカになればいいんです。そうすれば、僕のところに彼女は帰ってくるはずだから」

しかし、道郎さんがプレゼントしたアイテムを身につけた彼女が、彼のインスタにバンバン登場し、見たこともない楽しそうな表情をしているのを見るにつけても苦しくなり、彼女と連絡をとるのを何度も止めようとしたそう。

でも、彼女を切ってしまったら、きっとさらにディープな水商売をされてしまうかもしれないし、彼女を援助することが生きがいにもなってしまっているので、苦しくてたまらないと語っていました。

彼女がどんな姿をしても、最初に会った高校時代の悲しそうな表情が浮かぶ……と語っていました。

今回の調査費用は、100万円です。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

賢人のまとめ

交際相手から、極端に避けられるようになった場合、その背後に新たな恋愛があるケースがほとんどです。

1 2

プロフィール

山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/