コラム 【浮気事件簿】彼は架空の人物!?嘘に愛される女が見た、消せない肉じゃがのシミ~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のある、リッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

今回の依頼者は山中美澄さん(仮名・36歳)。男性不審な彼女は、私達に交際相手の調査を依頼してくださいました。

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調査の目的は、交際している彼に他の女性がいるか、名前、勤務先、年齢、独身であることの確認です。交際のきっかけが美澄さんのマンションのリフォームだったから勤務先に疑いの余地はないような気もしますが、美澄さんは今まで多くの男性に嘘をつかれており、念には念を入れたかったようです。

調査は杉並区内にある彼のアパートの張り込みから、朝6時にスタート。8時に出てきた彼は、作業着姿が似合っているイケメン。駅まで10分程度歩いて電車に乗ります。電車は比較的空いており、彼の様子をしっかり観察することができました。探偵として多くの男性を見ていてわかるのですが、彼は自分がカッコイイことを知っており、それを意識した振る舞いをしています。このタイプは、女性には真面目に見せかけておいて、陰で多くの女性と関係を結んでいるケースが多い。依頼者・美澄さんは「私の前ではすごく甘えてくれて、他に女性がいたとしても、私のことを一番好きだと思う」と言っていましたが、このタイプの男性は悪意も作為もなく、女性の母性本能をくすぐるのが得意……というか、自然にそう振る舞ってしまうのです。

リフォーム会社に出勤すると、彼は社用車である軽のミニバンで現場に向かいます。最初に行ったのは、横浜町田インターチェンジの近くにある大きなマンションでした。ここを14時くらいに出てくると、何やら焦った様子でクルマに乗り込み、東京方面へ。北区にある大きなスーパーマーケットの駐車場に入りました。

彼はクルマを停め、大きな黒いバッグを持ってトイレに入ると、1分程度でグレーのトレーナーとデニムに、モッズコートを羽織ったシンプルな格好に着替えて出てきました。ウーロン茶とミントタブレットを買い、急いでクルマに戻ります。これは誰かと会うと直感。撮影の気合も入ります。

グレーのセダンに乗っていたのは、妙なプリン頭の女性……

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