コラム 【浮気事件簿】賞味期限切れ食材を妻に!?「突然ゴルファー」夫が持ち出した夫婦貯金200万円の使い道~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。西脇美知佳さん(仮名・38歳)。結婚10年になる旦那様の浮気調査の依頼です。

☆☆☆

平日も可能性があるなら証拠を押さえておきたいと、依頼の翌日の夕方から旦那様の会社前で張り込みをスタート。依頼者・美知佳さんが調査がしやすいようにと作成してくださった、旦那様の“トリセツ”があったので、19時にビルのエントランスから出て来る旦那様を見つけるのは簡単でした。

やや小柄でメガネをかけていて、がっちりした体型。1000円カットで散髪したとひと目でわかるシンプルなヘアスタイルは、白髪がところどころ混じっており、落ち着いた印象です。深い紺色のスーツに、フランスブランドのネクタイ、ビジネスバックとゴルフのクラブを入れる長い筒状のバッグを持っています。

地下鉄で移動し、駅から出るとコンビニへ。お茶とミントタブレット菓子、そしてチョコレート、グミ、乳酸菌飲料を買っており、「男性の買い物にしては珍しい内容だな」と思いました。それから、区立のスポーツセンター内にあるゴルフ練習コーナーへ。

するとそこには、明らかに女性の上司といったような、どっしり体型ですごみがある40代半ばのパッチリ目の女性が待っており、練習を開始。彼女は的確にアドバイスをして、1時間ほどで終了。「今日の調査は空振りか」と思ったところ、2人は手をカップルつなぎにして、視線を交わしながら出ていきました。

スポーツクラブの前には、中学校の制服を着た女の子が待っていました。親しそうに旦那様と話しています。女の子は女性のことを「ママ」と呼んでいたので、親子なのでしょう。旦那様は女の子を食事に誘ったところ、「これから塾、夜10時には帰るね」と言われ、お菓子が入ったコンビニ袋を渡します。

その間、女性とは手を握ったまま。年齢なども考慮すると、姉さん女房の共働き夫婦、奥さんの尻に敷かれている娘思いのお父さん、といった雰囲気です。それから2人は、テイクアウトの天丼屋さんに行き、大盛りを2つ購入。その袋を持って、ラブホテルに入っていきました。あまりにも自然な流れで、私達もあっけに取られてしまったのです。

旦那様の会社から数駅、おそらく女性の自宅も近いのでしょう。それなのに人通りが多いところでラブホテルに入るということと、大盛りの天丼を情事の前に食べるというあけすけな感じが、2人の深い仲を物語っていました。

愛もどんぶりも「大盛り」……明らかに慣れた様子の2人が向かった先は?

1 2