コラム 【浮気事件簿】東大卒夫は現金運搬係、有名タレントも恋した美人妻が死守するセレブライフは崩壊寸前!?~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。今回の依頼者は、元タレントで、結婚10年になる柳田詩織さん(仮名・40歳)です。

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調査は旦那様が経営する会社前にて、13時にスタート。都心にあるIT関連会社で、インテリジェンスなビルに入っています。旦那様はクルマで移動することが多いとのことで、私達はいつもの清掃会社を装った軽ワゴンの探偵カーで見張ります。

すると、張り込みと同時に依頼者・詩織さんから電話が。「今、スケジュール管理ソフトの時間が変更になりました。夫のビジネスパートナーとの会食が入りましたので、解散してください」と。

しかし、探偵のカンとして、何かがありそうだと感じました。そこで1時間待って何もなければ、帰ろうと思った直後に、旦那様が地下駐車場に現れました。高級なことで知られるドイツ車になれた様子で乗り込み、発進します。

歩き姿を見た感じでは、旦那様は小太りで、頭髪も薄く全体的に丸い。サングラスをかけていたので、愛嬌があるタラコ唇のかわいらしさが際立ちます。アメリカブランドのポロシャツにチノパン、白のドライビングシューズを合わせ、黒いセカンドバッグを合わせています。そのなんとなく昭和を感じるファッションセンスに、懐かしさを感じました。

クルマは発進し、家と正反対の港区白金方面に向かいます。何も看板が出ていない建物に入っていきました。ここは海外の元大使が住んでいた家をリノベーションしたレストランで、私達も何回も調査で行ったことがあります。14時に入店し、16時にサングラスをかけた女性と腕を組みながら出てきました。この女性も細く、髪の毛がツヤツヤと長く、肌が抜けるように白いです。そして、奥様である依頼者・詩織さんと似ている。

女性はお酒を飲んでいるのか、出口から駐車場まで歩く間、手をカップルつなぎにして、しなだれかかっています。旦那様もまんざらでもない顔をしながら、女性を六本木の首都高付近にあるマンションまで送っていました。ちなみにこのマンションは、今まで3~4回も調査に来たことがあります。医者、経営者……お金持ち男性が恋人を住まわせるために利用していることが多いと感じる物件で、“愛人マンション”とでも言えましょうか。

この日は、旦那様は再び会社に帰ってしまったので調査は終了。

2回目の調査は土曜日でした。依頼者・詩織さん夫婦の自宅である都心のタワーマンション前で、朝7時から待機。8時ごろ詩織さんから「今、家を出ました。マンション1階の機械式駐車場に行くはずです。よろしくお願いします」と電話がありました。

鎌倉の山の中で押さえられた動かぬ証拠とその目的とは?

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