コラム 【浮気事件簿】抜けていく髪と若返り計画、「調査費はリボ払い」貯金ゼロ高収入世帯の陰に潜む金食い虫~その1~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から紹介します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントについても語ります。

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今回の依頼者は、川田祥子さん(仮名・35歳)です。この連載をずっと読んでくださっていて「まさか私が山村さんにお願いすることになるとは……」と、青黒いクマが目立つノーメイクの顔で語っていました。

祥子さんは都心のタワーマンションに住むセレブ妻。旦那様の浮気疑惑を感じた翌日、連絡をくださりカウンセリングルームにいらっしゃいました。浮気がわかってから、すぐに調査に入ると証拠が押さえやすい傾向があります。なぜなら、ケンカをしてしまうと、調査が入る用心のために行動を慎むことがあるからです。

祥子さんは普段着でしたが“お金持ちのマダム”という雰囲気。グレーのイタリアブランドのジャージ上下に、ウエットスーツ素材のトートバッグを持っていました。髪・肌・ネイルからは、お金をたっぷりかけてケアしている感じが伝わってきます。目がパッチリしていてスリムで小顔。こんなキレイな奥さんがいるのに、なんで浮気をするのだろう、と思ってしまいました。

「5歳年上の夫と結婚して5年になります。年収2000万円以上の人と結婚するのが目標だったので、婚活を頑張ってゲットしました。夫はある投資会社に勤務しています。毎日激務で浮気などしていないと思っていましたが……」

別の女性がいるとピンと来たのは、財布の中に高級レストランのレシートを見つけたこと。

「麻布にある1人4万円のレストランで、ワインのペアリングコースも頼んじゃって、12万円も支払っているんですよ。このレストランは、私と結婚前に行っている“夫の勝負メシ屋”。料理に合ったお酒が出てくるため、知らず知らずにワインを飲まされて、そのままお持ち帰りされちゃうんですよね。私の場合、かなりお酒が強いのでそのまま帰りました。すぐに深い関係にならなかったから、結婚できたんだと思っています」

これに宿泊代も足せば、一晩で20万円は吹っ飛んでしまう。さすが稼ぐ男性は違うと感心していたところに、祥子さんは「調査費用ってリボ払いできますか?」と突然聞いてきました。「できますよ」と答えると「お金がなくって。だから女とのデートにこんなに使うなんて許せない」と悔しそうに言っていました。

「年収があるからお金があるかと思って結婚したのに、全然違うんですよ。クルマを買ったり、頭金ゼロでマンション買ったりしているから、毎月の給料額のうち半分以上がローンの返済で消えていくんです。一応、投資もしていてそっちの利益もあるみたいなんですが、税金も払っている。さらに、金遣いが荒いから、お小遣いが月に50万円以上あっても足りないと言う。結婚してから夫に借金があることがわかり、ヤバい男と結婚したと思いましたが、やっとゲットしたので離婚もできず。買い物に一緒に行くと何でも買ってくれるんですが、生活費としてもらうお金はたった10万円なんです」

年収が高い男性ほどお金の管理が苦手というのは、調査をしていて感じます。「稼げばいい」と思うと、使うお金もどんどん大きくなりますし、周囲の人に対する見栄なども重なって支出が大きくなる傾向が。

「結婚後すぐに夫の借金が発覚。銀行系の消費者金融から借りていた額は100万円くらいでした。これは私の父親が払ってくれて借金を0にしたんです。でも父に返済している様子もないし、何かとウチの実家を頼るようになって。一度、ケンカをしたら“俺は世界を動かす仕事をしているんだから、経済も回さなくちゃいけないんだ”と言って、数日ホテルを泊まり歩いて帰って来たんですよね」

最近、旦那様が若返っているように感じたことも浮気を疑う要素に

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