乳がん母さんの明るい共病9|手術後は患部をなかなか見られない女心と医師、看護師、友人とのやりとり~その1~

乳がん母さんの明るい共病9|手術後は患部をなかなか見られない女心と医師、看護師、友人とのやりとり~その1~

6年前。人間ドックでオールA判定であったにもかかわらず、乳ガンであることが発覚し、「人間ドックの意味とは?」と頭を抱えてしまった私です。

告知からちょうど1か月後に、手術台に乗りました。その話は前回までのコチラ。

ガンになったらやせるんじゃないの!?

……っていうかっっっ!!

ガンになってから太った私ってどうでしょう!?

いやだって、「〇〇課長、最近、急激にやせたよね。ガンじゃないの?」とか、こそこそ給湯室でウワサしたりしませんか?ガンになったら、みんなやせるんじゃないの?

世間の女性の多くがそうであるように、ダイエットは私の永遠のテーマです。「生涯いちダイエッター」をモットーに半世紀ほども生きてきました。

お腹の肉をブニっとつまみ、「でもどうせ、この先、ガンの治療でやせるし。抗がん剤も待ってるし」と思うと、「今、わざわざ辛い思いをしてダイエットする意味なくない?」と思ってしまうほどにはクズでした。大人として。

まあ実際、治療生活って体力勝負なところがあるので、栄養はしっかりとらないといけません。だけどラクダのコブじゃないので、お腹に栄養を蓄える必要まではないかな~。

にしても。薬の副作用とかじゃなくて、ガンになって太った人って、初めて聞きました、私。それが自分のことだというのが、なんともいえず情けない

「アンタ、バカじゃない?」って言ってやりたいです、自分に。……あっ、言ってるか。 

ガンをとっちゃえば、ただのケガ人

さてさて。

乳ガンの部分切除の手術は無事に終わり、体についた管もあっという間にはずれ、最後に止血剤の点滴こそ続けたものの、それは貧血がなければ、本来、いらないもので。

それをのぞくと、私に処方されたのは、抗生物質3日分。あとは必要に応じて使っていい鎮痛解熱剤のみ。

……ええっと~~……。

私、ガンをとりましたよね? けっこう大きい手術でしたよね? 手術直後は尿管カテーテルに酸素マスクまでつけられて身動きできませんでしたよね?

なのに、その翌日からは、経口薬の抗生物質3日分だけって……。本当にそれだけ?中耳炎だって、1週間は抗生物質飲むよ?

はい、本当にそれだけでした。

主治医は、一日一回は病室にきて、様子をみてくれます。

手術後2日目だったか、病室に突然きた主治医が「どうですか?」と聞くので、「はい、まあ、なんとか」みたいな当たり前の返事をしました。そうしたら、

「まあ、ガンをとっちゃえば、あとはただのケガ人だからね~~。ハハハハ~~」

と笑って去っていきましたよ……。(←何しに来たんだ?という言葉は呑みこみました)

まあでも、「なるほど~」と。ストンと腑に落ちました。わかりみが深いというか。むしろ、わかりみしかないというか。

この時点ではまだ、詳しい顕微鏡検査の結果は出ていないし、転移の可能性もあるけれど、とりあえず患部を切ってしまえば、私はただの「おっぱいに大ケガをしたオバサン」でしかないんですね。てっきり自分を重病人だと思っていた私は、目からウロコでした。

そう思えば、抗生物質を3日間飲む以外にすることがないのも、納得がいくってものです。

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