乳がん母さんの明るい共病18|びっくりするほどのダメージ、そして全身管だらけ状態からの解放~その2~

乳がん母さんの明るい共病18|びっくりするほどのダメージ、そして全身管だらけ状態からの解放~その2~

ICUのベッドの上で寝がえりも打てず、声も出せなかったのに、その2日後には一人で1階のレントゲン室まで行ってくれという無理ゲーに直面した私。でも、知っています。病院って、そういうところ。~その1~はコチラ

ドレーン付き人間が通りますよ

ドレーンのごつい機械と酸素ボンベを乗せたコロコロを引きながら、ヨロヨロと進む私。何が困るって、機械があまりに重いので、コロコロの方向を定めづらいこと。あと、万が一、機械が落ちちゃったら、絶対に自分では戻せないこと。

エレベーターに乗るときは、ほんのちょっとの段差にすくんでしまったけれど、居合わせた見知らぬ看護師さんが2人がかりで、「よいしょーっ!!」とエレベーター内に引っ張り入れてくれました。どこにでも看護師さんや医師がいる。病院はその点、とても心強い場所でもあります。(倒れるんなら、病院にしよう)と、いつも心に誓っています。

しかし、なんですね。

入院していると忘れがちですが、1階って外来なんですよね。

フツーの服を着てフツーの生活を送っているフツーの人だらけなわけですよ。その中で、体にさした太い管から血を流し、よたよた歩くオバサンの姿は、かなりインパクトがあるみたいでした。けっこう、二度見されました。

どうせドすっぴんですしね。人目を気にするような状態ではないのは確かです。ただ、「どうか知り合いに会いませんように……」と、心の中でお祈りしながら歩きました。

「や、やっと着いた……」。私的にはかなり頑張ってたどりついたレントゲン室でしたが、胸の撮影は15秒ほどで終わってしまいました。えっ、これだけ?

仕方がないので、またもヨタヨタと、今度は3階に向けての旅に出ました。どんなタッチアンドゴー。

強い味方!硬膜外麻酔

さて。私はこれまで、お腹を2回(帝王切開)と胸と背中を切った経験があるわけですが、どれがいちばん辛いだろう?って、入院中、ベッドの上で何度か考えました。

やっぱり、傷に響いて鼻もかめないお腹に軍配が上がる気がします。世の中の帝王切開経験者の皆さんには、「お疲れ様」と伝えたいです。

でも、そんなことを呑気に考えていられるのも、硬膜外麻酔という、強い味方があるからこそです。

ちょっとアナタ、硬膜外麻酔って、本当に頼りになる素敵な方なんです。背中に管を通して、継続的に麻酔を入れられるんですけどね、よく効くんです。

しかもっ!! 私の最初の乳がんの手術からの2年半の間に、さらに進化していたという有能っぷり。

ICUから出るとき、私は首から100円ショップで見かけるようなショボいメッシュの袋をかけられました。中には、これまた安っぽいプラスチックの風船みたいなものが入っていました。なんとその中に、麻酔が入っていたんです!!

患者は、痛みを感じたら、その風船についているボタンを押すだけ。すると、背中の管を通して、スーっとした清涼感が感じられます。それが麻酔が入った証拠。

しかもこのボタン、一回押したら、どんなに連打しても1時間は間が空くようになっているんだとか。

なに、その、素敵システム!!!!

私、もう、押しまくりました。携帯ゲームにはまった男子中学生が、課金もできず、次のHPがたまるまで時計を見つめて待つがごとく。

自分で麻酔を入れられる、セルフ麻酔。うどんより、ガソリンより、何より嬉しいセルフサービスだと思いました。

これは余談ですが、入院中に私は、ベッドの中で名作マンガ『3月のライオン』を読み返していたのですが、そのあとがきマンガのなかで、作者の羽海野チカさんも入院して同じものを首から下げていらっしゃる描写を見つけました。なんだか、とても嬉しかったです。

また、私のこの肺の手術は2015年の秋の事なので、さらに4年経っているわけです。もしかしたら、今はもっと進化しているのかもしれません。

「私、生まれ変わったら、次は硬膜外麻酔くんと結婚する!!」と思ってしまうくらいには、入院中の私をしっかりと支えてくれたものでした。

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