コラム 乳がん母さんの明るい共病21|ポジティブでいるにも限度がある…2度目のがん転移~その2~

もうすぐ令和の最初の年も終わろうとしていますが、もしかしたら皆さんは、今年の初めに「目標」とか掲げちゃったりしていました?それ、結果的にどうでした?その達成しなかった(と決めつける、失礼!!)目標、来年にスライドしちゃう人、どれだけいます?

2017年の秋に、人生で2回目の放射線治療にせっせと通った私ですが、縦隔リンパにあるがんは、半分ほどの大きさになってくれましたが、なくなりはしませんでした。~その1~はコチラ

転移はイタチごっこ

……ていうか、なくならないんですよ。転移しちゃったがんって。そう簡単には。

これまでにも何回か書きましたが、がんを体内にはえるキノコだとすると、一つの部屋の中にはえているだけのキノコは、それを取ってしまえば問題はないんです。でも、リンパなどの管を通って、別の部屋まで胞子をまいてしまったキノコはどうしようもありません。

胞子なんて目に見えないですから。「私、失敗しないんです」の大門未知子だって取ることはできません。

転移しちゃったがんっていうのは、まかれた胞子が別の部屋で育っちゃったキノコです。それを手術でとったところで、また別の部屋で新しいキノコが育ってしまえば、イタチごっこにしかなりません。

転移するたびにいちいち手術をしていたら、体力を削るし、日常生活が立ちいかなくなるので、メリットとデメリットをはかりにかけて、現実的な治療方法を探していくしかないんです。

ちなみに。このとき、「完治させる」っていう発想はないです。せいぜいが、がんを「抑える」か「進行を遅らせる」程度。

まあ、でもね。幸い、人間には寿命ってものがあるので。がんを抑えてだましだまし、1日、1年と暮らしていけば、こっちもそれなりに年をとります。案外、健康な人と変わらないくらいの年までいけちゃう、可能性も……、なくは、ないです。かな?

私は48歳でがんになった時に、「60歳までは生きよう」と決めました。

60歳までに、死ぬ時に後悔しない状態にたどりついときたいなあ、と。

そのあと、運よく70歳とか80歳まで生きられたとして、それはまあ、余生というかプレゼントの分の人生ってことでいいや、と思いました。

じゃあ、いますぐに死ぬとしたら、何を後悔しそうかとさんざん考えたんですけど、家が汚いとか、やせたいとか、それぐらいしかなかったんですよね。

太った人のままでは死にたくない!(切実)

なんか我ながら、すごい煩悩だなあと思うんですけど、おしゃれな服を着られないままで死ぬのは心残りなんですよ。

おばさんになるのはいいんですけど、汚いおばさんはイヤ。シュッとしたおばさんでいたいんです。それで、アメちゃんとか配りたい。

まあ、それは幸い(なのか?)、口内炎とか色々あって、このところは標準的な体重をキープできているので、結構、かないました。……この先はわからないけど。

体の脂肪と同時に、家の中の断捨離も、コツコツと進めてそれなりにはなってきました。

もうね、そんなレベルなので、友人知人達が年の初めにものすごく高い目標とか、高潔な志とか掲げているのを見るにつけ、本当にすごいなあと尊敬しちゃうんです。

私なんてさあ……。

ここ数年のポリシーは、「風に吹かれるように、水に流されるように生きていきたい」ですよ。

頑張らない。

頑張るほどの体力もないんですけど。

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