コラム 乳がん母さんの明るい共病22|地獄の沙汰も、がん治療も金次第~その2~

転移したがん治療に、今回は認可されたばかりの新薬を使ったわけです。が、しかし1錠2万円!毎日飲まなきゃならないのに、2万円!!保険代考えたって、この薬で月に10万円!!!!~その1~はコチラ

助けて、健康保険~!

さらに、CTやMRIといった検査だって、それなりにします。

この時期、私の毎月の医療費は、3割負担でだいたい20~25万円でした。これだと、健康保険の限度額医療証さえ持っていれば、ほとんどの人が限度額を超えることになると思うので、実際に払う金額は、その人の健康保険の上限ということになります。

ここでちょっとおさらいしておきますが。

皆さんが入っている(だろう)健康保険。それが国民健康保険だろうが、社会保険だろうが、申請さえすれば「限度額医療証」というものをもらえます。申請先は、自分が加入している健康保険組合です。

これを持っていると、収入に応じて医療費の「限度額」が設けられます。1か月のうちにかかった医療費が限度額を超えると、超えた分は健康保険組合、ひいては国が払ってくれます。

ビバ!!国民皆保険制度!!

(ただし、限度額認定されるのは、ひとつの医療機関でかかった医療費の合計でなければいけないとか、いろいろと制約はあるので、そのあたりはご自分の健康保険組合に聞いてください)

で、私の話なんですけどね。

確かに医療費の限度額制度はありがたいです。ありがたすぎて、涙がでちゃう。だって、女の子だもん(←昭和世代限定ネタ)。

しかし、毎月ですから!毎月、毎月ですからっ!!いつまでって、「効かなくなるまで」ですからっ!!

なっかなかにキツイわけです。お財布的に。

……あ~、いやいや、みなまで言わないで。私だって、わかっているんです。

厚生労働省から正式に認可されて保険適用になったからこそ、現実的な治療法として私みたいな庶民のもとにおりてきてくれたこの新薬。それ以前だったら、下手したら自費ですからね。

もちろん、保険適用になったということは、国が「この薬は効果がある」と認めたという事で、ちゃんとしたデータもそろっているということです。

こう言っちゃなんだけど、がん患者の中には、わずかな希望を信じて、あやしげな自称先端医療に何百万も払い続けている人たちだってけっこういます。

それを思うと、このタイミングで、効果のほどが立証されている新薬を保険適用で服用できる私は、ラッキーなんだとは思うんです。

でも、それはそれ。これはこれ。キッツイものはキツイわけです。

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