は~~……。
東京都などいくつかの県をのぞき、日本全国かなりの地域で緊急事態宣言が解除され、ようやくちょっとずつ日常生活が戻っていくのかな?と思う今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしたか?
これまでのお話は~コチラ~。
ステイホームの優等生
私はね、座敷わらしと化していました。
この2か月ほど、家からほとんど出ませんでしたよ、いや、マジメか。
正直ね、「ちょっとくらいいいんじゃない?」「家に帰って手を洗えばよくない?」って思う事もなくはなかったんですけど。ほら、私ってがん患者なわけで。うっかり感染しちゃったら、ICUに直行コース。
なんといっても、私の乳がんが最初に転移した場所が肺でしたからね。新型コロナ肺炎みたいな流行は、最先端をいっちゃう自信があるわけです。……うれしくないわっ。
主治医との定期診察でも、
「どう?おとなしくしてる?」
「してますよ~。家から一歩も出ない日々ですよ」
「マジメだね~」
「イヤなんです!! 痛い思いはこれまでもいっぱいしてきたし、我慢できる自信もあるんですけど、息苦しいのはイヤなんです!!私がいちばん恐れる死に方は窒息死ですから。息が苦しいのは、絶対にイヤなんです!!」
……主治医は大笑いしていましたよ。
いや、でも実際に私が新型コロナ肺炎にかかったら、重症化するのは目に見えているし、ICUに入ったまま亡くなる可能性もあるし、何よりもその間ずっと「呼吸が苦しい」という思いをしなければいけない。それはイヤ!!きっぱり。
正直、私ね、死ぬのはそれほど怖くないんですけど、息ができなくて苦しい思いの中で死ぬのはイヤ(←個人の見解です)。
「息苦しい思いをしたくない」の一念だけで、ステイホームの優等生となりましたよ。
というわけで、私はずーーーっとおうちにこもっていたわけですが。予想に反して、まったく苦にはなりませんでした。
というのもですね、ふふふ、強い味方があればこそ、です。