コラム 乳がん母さんの明るい共病31|ステイホームを支えてくれた趣味…それは「あつ森」でした

趣味は、いったいどうして強いのかって言うと、「そこに行けば絶対に楽しいと分かっている場所が確保されている」ってこと。これに尽きると思うんです。

行けるかどうかは問題じゃないんです。そういう場所がある、ということが大切なんです。

たとえ短いトンネルでも、曲がりくねっていて先が見えないとつらいじゃないですか。逆に、どんなに長くて険しいトンネルでも、向こうに明るい光が見えていたら、歩けちゃいますよね。それは、希望です。

「この難所を超えたら、あの楽しい場所にまた行ける」と思うと、人間、ほんと強くなります。

ゆーて私もね。持っていたミュージカルのチケットがコロナで全部パーになり、一瞬、やさぐれましたけどね。チケット代が全部返金されたら、回らない寿司屋のカウンターで知床産の生ウニを血尿でるまで食べてやる!!とか思いましたけどね。

でも、返金が終わるころには、さすがに劇場も再開のお知らせが入ってくるだろうから、またチケットを1から買い集めなければならず、その資金作りを思うと、やっぱりお寿司は回るお店の解凍サーモンでいいや、と。助かった!私の腎臓!!

人が心を失わないためにも「趣味」は必要

趣味って、ヒマを持て余した人の専売特許じゃないです。むしろ、忙しい人、切羽詰まった人ほど持っているといいと思います。よく言われるけれど、「忙しい」って「心を亡くす」って書きますよね。人が、心を失わず、その人であり続けるために、趣味って必要なんだと思います。

「趣味がない」という人には、このコロナ禍で、まだ社会が通常のスピードを取り戻せないでいる間に色々と試すのもいいのでは?と思います。

お金がかかるものばかりが趣味ではないし。

とりあえず何から手を出していいかわからなかったら、今は閉まっていると思うけれど、図書館が開くのを待って、ありとあらゆる棚にかたっぱしから手を出してみるのもいいと思います。どこかの棚に、きっと萌えの種は埋まっているはずですから。

それを思うだけで、気持ちが前向きになる。心が明るくなる。そんな趣味をみんなが持てたら、きっと世界は今よりも生きやすいものになるような気がします。

そういう私は、さらにコツコツとどうぶつの森を開拓しながら、劇場が再開される日をおとなしく待ちたいと思います。

「あつ森」は無人島を開拓していくという設定も、この外出自粛の時期にはピッタリだったのかも。今年のトレンド大賞、間違いない!

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