コラム 乳がん母さんの明るい共病32|緊急事態宣言が解除されてもステイホーム継続中…コロナ禍のがん患者の日常~その2~

緊急事態宣言は解除されたものの、咳がコンコン出てしまう乳がん母さん。ステイホームは続いています。~その1~はコチラ

病院はガラガラ

咳で外来診療を受診するのはためらわれた私ですが、乳がんの治療は継続中なので、病院には通っています。月に一回、定期的に診察と薬の処方をしてもらっているんですけど。

いや~~、人、まったくいませんよ。

見事にガラッガラ。

3月の通院では「えっ、ここはどこの国の病院?」と思うほど、まるで野戦病院のような喧噪がありました。病院側はプチパニックしている感じでした。情報も錯綜していましたしね。新型コロナがどの程度の病気なのか、正解は何なのかもわからないのに、何かしら対策はしなければいけないから、指示系統が混乱して無駄にスタッフが走り回っている感じ。バタバタした空気が、患者側にも強く伝わりました。

4月の通院では、エマージェンシー感が前面に出ていましたね。病院の入り口に赤と黄色の立て看板で、「新規の外来診療を一時停止します」とか、「発熱外来の患者さんは建物内に入らないでください」とか(←本来、救急車の待機場所になっている場所に仮設テントを建てたので、発熱で来た外来患者は外の通路から回り込んでくれ、との説明あり)。

こりゃ、マジだわ、と思いました。

またね、病院に一歩足を踏み入れたらガラガラでね~~。

今だかつて、こんなにガラガラの病院は見たことなかったです。休日診療や夜間の救急外来並み。ただ、休日診療は患者もいないけど病院のスタッフもいないのに対し、フルで並んでいるんですよ、スタッフが。いないのは患者だけ。

でね、確かに受付だの会計だの文書窓口だのといったスタッフはちゃんと並んでいるんだけど、異様なのは、窓口の格子状のシャッターをほとんどおろしていること。下から文書をやりとりできる程度のすきまを開けて、下ろした格子の上から透明のフィルターを貼ってありました。

なんかこれ、見たことある。ギャング映画とかで、裏町の両替商の窓口がこんな感じよね。

なるほど。3月の通院の時に試行錯誤していると感じた病院側の対応は、一応、決定されて徹底されたのね~、と思いました。

いつもいつも病院のロビーを占拠しているお年寄りの姿が見事にいなくなっていたのも新鮮な光景でした。

5月の通院では、4月と大きく変わったところはありませんでした。ただ、4月にはまだピリピリした空気を強く感じたものでしたが、5月になると、エマージェンシーが日常化していたといいましょうか。緊急時の対応も、毎日回していくうちに、そっちの方が徐々に日常になっていく、みたいな。病院側にだいぶ余裕を感じました。

ただ、患者さんはやっぱりいませんでした。ガラガラです。

そして昨日、6月の通院をしてきたんですけどね。やっぱりガラガラのままです。

診察の前には必ず採血があるんですけども。採血室には受付1人に臨床検査技師さんが3人、それに対して、患者は私1人でした。「えっ、これ、技師さんの指名とかできるシチュエーション?」と思いましたよね(←できません)。

何て言うんでしょうかねえ。どんな非日常も、続けば日常になっていく。案外、みんなたくましいよなあ、と思いました。

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