コラム 乳がん母さんの明るい共病34|若い女性にこそ伝えたい、子宮頸がんワクチンの話~その2~

正直ね。私も、もう34回もこの連載を続けていて、ずっと乳がんの話を書いていますけども。まあ、ここ何回かは新型コロナの話になっちゃっていますけども。このサイトを読んでくれているような若い女性が、がんの話ってピンときます?あんまり興味なくないですか? (あっ、言っちゃった!!)

~その1~はコチラ

子宮頸がんは、ほぼ防げる

やっぱりね、がんって高齢者の病気って思っている人、多いと思うんですよ。

そういう私も、半世紀以上を生きていますしね。世の中の女性をざっくりと大きく分けて、橋本環奈と瀬戸内寂聴さんに二分したら、間違いなく瀬戸内寂聴さんの側に入るという自覚くらいはあります。ざっくりにも程がありますが。

実際、医療従事者の友人に聞いても、若い人は強い治療に耐える体力もあるし、なんだかんだ治る事が多いと言います。

たまに若い女性が病気で亡くなるような事があると、たいてい子宮頸がんか白血病だと。厚生労働省のサイト(またか!!)で見ると、20代で亡くなった人の死因の第三位ががんです。ちなみに一位は自殺、二位は不慮の事故です。

子宮頸がんって、正常な状態からすぐにがんになるのではなく、異形成と呼ばれる(がんになる前の)状態を何年も経てからがんになるのだそうです。異形成の時期では症状がなくて、出血や痛みがないから、気づきにくいんですね。

……すんごいフツーにあるウイルスらしいですよ。

たいていの女性(80%くらい)が、人生で一回くらいは感染しているんだとか。あなたも、私もね。でも、たいていの場合、自然に体外に流れ出ちゃうので、問題はないらしいんですよ。

ところが、長い間、感染が続いちゃうと、細胞が少しずつ変化してがんになったりしちゃうのだとか。

私ね、この病気の何が罪深いって、発症の年齢と出産年齢のピークが重なってしまう事だと思うんですよ。

私の友人の娘さんでも、妊娠中に検査をして初めて子宮頸がんだとわかり、赤ちゃんはそのままで子宮口を円錐切除した女性がいます。

怖っ!!マジで怖いっ!!初めての妊娠・出産で、そうじゃなくても不安でいっぱいのところを、どんなに不安だったか。辛い思いをしただろうかと想像すると、おばちゃん、涙があふれ出ちゃいます。

でもねっ!!

ワクチン、あるんですよっ!?

そりゃ、完璧ではないです。第一、子宮頸がんとひと口に言っても、そのタイプはたくさんありますから。でも、主だった型(HPVの16型と18型)を防ぐだけで、全体の80~90%もの感染を防げるといいますよ。

せっっっかくワクチンがあるのに!! 

私は乳がんになって8年目ですが、それ以外は健康だし(がん患者なのに健康というのもおかしな話ですが……)、タバコも吸わないし、乳がんにかかってしまったのは、たまたま運が悪かったからだと思っています。運なので、防ぎようはないです。

でも、子宮頸がんは違います。

まあ、ちょっと、ワクチンが悪者扱いをされた時期は長かったですけどもっ。

1 2