コラム 乳がん母さんの明るい共病41|がんになって8年、人生の有限を改めて考える~その2~

ということで、その1からの続きです。

~その1~はコチラ

ずっとボンヤリ生きてきた

自慢じゃないけど、私はかな~~りボンヤリと生きてきました。

もしも「全国・漫然と生きてきた選手権」があれば、かなり上位で入賞を狙えるレベルでボンヤリしていました。

何かを必死になって努力して成し遂げた、みたいな記憶もあまりありません。

いやいや、人生半世紀も生きていれば、さすがにそんな事はなくない?と思って、カスミのような記憶をたどってみたけれど、真っ先に思い出したのが、任天堂ファミコンの創成期に『チャンピオンシップ ロードランナー』というゲームがありまして。全部の面をクリアするとゲーム会社からゴールドカードという認定書が発行されるのですが、私、「全国で唯一、女性のゴールドカード保持者」と言われました。それくらいしか思い出せません。

……でもそれ、今思うと、なにげにスゴイんじゃ……?まっっったく何の役にも立たないという意味でも、スゴいけど。

こんな私でも、30歳前後で結婚と出産をしたので、それなりに大変な思いはしてきたつもりではいるんです。

だけど、子育ての苦労って、次から次へと降りかかってくる難題をクリアしていく、もしくは棚上げしているうちに次のステージに突入していくRPGみたいなところがあるので、目の前のタスクさえこなしていれば何とかなる、って部分はあります。

自分から高い目標を設定して、長期展望を短期の努力目標に置き換えてみたいな事は、まあ、やっている意識高い系の人もいるとは思うんですけど、私は意識低い系なので。

本当に、自分でも「どんだけおヴァカ」とは思うけれど、乳がんになって、初めて「私の持ち時間って有限なんだ!!」と気づいたくらいです。(←マジでバカ)

ダイエットでも、ポテチ食べてネトフリ観ながら「あ~、やせて~!」とか言っているうちは本気じゃないじゃないですか。「1か月後に友達の結婚式がある!」とかなって、初めて、「着られる服がない!1日のカロリーを1300に抑えなきゃ!つーか腹筋!!」とかなりません?

幸い(?)、乳がんは比較的、予後がいいと言われる病気で、10年生存率は8割を超えると言われています。そのかわり、10年を過ぎてもジリジリと生存率は下がり続け、非常に息が長い、ロングブレスな病気です。

その時点で初めて、私、「1か月後に友達の結婚式」モードになりました。人生オールで。

人生の断捨離を開始

「自分の命は、とりあえずあと10年」と設定すると、自分の中の「いつかはやってみたい事」ボックスに放り込んでいたあれやこれやを整理しなければいけません。

ごちゃまぜにしていたものを、「絶対にやっておきたい事」「できればやってみたい事」「できたらいいけど、そんなに重要じゃない事」に分別します。

で、「そんなに重要じゃない事」は思い切って捨てます。自分の中で。

だって、時間は有限なんですから。

ちょっと話はそれますが、「優先順位」って、本当に大切です。自分が大切と思っている物や事柄を、たまに取り出してはっきりと順位をつける作業って、いいですよ。おすすめです。

何かで悩んだときにも、「私の中の優先順位ってどうなっていたっけ?」と考えると、自然と解決される事も多いです。

でも、優先順位って、人生の局面によって変わってくるので、適当な時期に棚卸しして並べ替える事も必要になります。

「私にとって、一番大切なこと」「2番目に大切なこと」「3番目に大切なこと」を書き出してみるのもいいです。生きるのがシンプルになります。

考えたら、「断捨離」と同じ発想ですね。人生の断捨離。

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