オキニと仲良くなる!?
それからは、それぞれが別の人を推していたのですが、
不思議なことに推す人が違ければ、敵対心も減り、現場に行くことがより楽しくなりました。
もちろん、元推しからされたファンサを日向ちゃんが自慢してこようものなら、フルシカトする心の狭さは発揮させていましたけどね?(笑)
それから何回か公演に行くようになり、そのたびに元推しが日向ちゃんに好対応していることに若干腹を立てながらも(笑)、一緒に行くことが増えました。
前までは、あんなに元推しの特典会に行っていたのに、急に行かなくなったからか、
元推しくんは、サイン会で日向ちゃんといつもぼくの話をするそうです。
ある日のハイタッチ会では、元推しくんが、「俺なんかした!?」と腕をガッと掴んできました。
フッ……ごめんなさいね、元推しよ。
わたしはもう違う男のモノなのだよ……。サラッ。
と、踏ん切りが付けられるわけもなく、ちょいちょい特典会では元推しくんとお話しをし、ばかすかお金を使いました!(笑笑)
そして、元推し、帰国
元推しくんのグループが韓国へ帰国する時が来ました。
最終公演でも、もちろん特典会に行ったので、「さみしぃよ~~~」と言ってみると、
「日向がいるじゃん!」と屈託のない笑顔で言われてしまいました。
そして、日向ちゃんも同様に「あくにゃんがいるでしょ!」と言われたそうなんです。
こ、これは……。なんなんでしょう……。
いがみ合っていた2人が、最終的には仲良くなるストーリーなのでしょうか(笑)。
ガチでいがみあっていただけあって、気づけば仲良くなっていたことに、ぼくは勝手に感慨深くなりました。
自分より気に入られているヲタクに対して、いつも敵対心をむき出しにしていた自分を少し悔いました。
そして、元推しくんは飛行機で韓国へと帰っていきました。
―翌日―
日向ちゃんから1枚の写真が送られてきました。
「見て見て~!推しがね!帰国するときにね!私があげた服を着てくれたの~!」
やっぱり好かん!!!!!!!!
ということで……みなさんは!オキニと推しあわせに~。

他のメンバーに心配される始末(笑)。