コラム BAが見た、女の世界|休みを取るのは戦争だ!奪い合いに腰がひけた新人の末路

ライターの高木沙織です。

「BA(ビューティーアドバイザー)が見た、女の世界」、4話めの今回は“シフト”のお話し。休日がカレンダー通りではないシフト勤務の仕事をしている人にとって、いつが休みになのかは運試しのようなところがあるのではないでしょうか。

年中無休の空港内、免税売店での勤務は早番と遅番の2パターンで基本的には4勤2休。早番、遅番があると生活リズムが乱れない?、いいえそこは早-早-遅-遅と身体がしんどくならないようにシフトを組んでもらえるので、遅番終わりからわずかな睡眠をとって早番出勤なんてことはよほどのことがない限りありませんでした。

(立ち仕事のしんどさはあるけれど、シフトはいい感じ!)

そう思っていたのは研修が明けて、仕事にも慣れてきた3か月めくらいまででしょうか。

「高木さん、来月の休みの希望ある?」

「あの、休みの希望って出してもいいんですか?」

「いいよー、うちは毎月2回までOKにしてるから。あ、でも休みたい日が誰かとかぶったら自分たちで話し合って決めてね」

これを聞いたとき、なんて優しいルールなのと胸の前で両手を重ねた私。早速その日のうちにチーフのもとへ。

先輩に「休み変わってください」は無理!

「チーフ、休みの希望です。よろしくお願いします」

提出用紙には、2連休のリクエストを1回だけ記入して。

「うーん、この日はもうAさんから希望が出てるんだよね。もし休みたかったらAさんに相談しにいってみて」

(え、マジか……)

ただでさえビビりな私。それだけではなく、“英語話せます”のあの一件(記事はコチラから)から売り場内で浮いた存在になってしまっていた私。

(先輩に休みを変わってくれませんか?だなんて言えるわけなくない?今以上に居場所がなくなるかも)

「それなら大丈夫です、私は来月の希望ありません」

(どうしても、な用事がある日でもないし……)

「わかった。もしどうしても休みたい日があったら締め切るまでに言ってね。そうそう、みんな朝のうちに提出しているから、高木さんも次から早めに出すといいよ」

ちなみに、このときのBAの先輩は4人。希望休の受付が始まる日の朝にはほとんど全員がリクエスト提出完了、なのだとか。早っ!その日が休みの人は前日の退社時にチーフのメールボックスに用紙を入れていくというのだから、まさに休みの争奪戦! 知らないところでこんな戦いが繰り広げられていたとは……。しかも、新人にとっては圧倒的に不利な戦いではありませんか。

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