コラム 美人がマッチングアプリに挑戦|メッセージはやり取りできるのに「会いたくない病」を発症。私このまま続けていける?

ライターの高木沙織です。

早いもので12月。マッチングアプリに登録をした9月には、年内には何人かの男性と会って、そしてアプリを退会していることだろうと思っていた私を誰かぶん殴ってください。

はい、現状誰とも会っていません。というか、“会いたくない”んです。意味がわかりませんよね。

「なんのためにやってるんだ!」と思わず、いや思いながら、続きをどうぞ。

グイグイ来られると一気に冷めるのです

これですよ、これ。

メッセージのやり取りをしていくうちに、「会いませんか?」って。普通の流れなのでしょう、順調なのでしょう。だって、“出会うこと”が目的のアプリですから。むしろ、こんな私と会いたいだなんて恐縮です。……ですがどうやら私、これが苦手みたい。

お相手Cさん:「沙織さん、次のお休みはいつですか? よかったら近くまで行くのでお茶しませんか?」

(ヒェッ、来た……。まだ私のなかで会うような段階じゃないんだよな。そもそも人と会うのは得意じゃないし、とにかくまだ会いたくない)

私:「すみません、休みは決まっていなくて。今ちょうどバタバタしているので落ち着いたらこちらから連絡しますね」

お相手Cさん:「そっかー、短い時間でも会えませんか? 会ってお話ししたいです」

(これじゃ伝わらないか、よしもう少しハッキリ言ってみよう)

私:「うーん、仕事のこともありますが、実は今、外でお会いすることに少し抵抗がありまして。もう少しいろいろと落ち着いてからがいいのではと考えています」

これも嘘ではありません。会うのはもう少ししてから、と思うのはこのご時世だからというのも大いにある。

落ち着いた大人の男性だとイメージを膨らませ過ぎていた?

Cさんはひとまわり年上で落ち着いた大人の男性だな、というのがプロフィールやメッセージのやり取りで感じた印象。私が好きな歴史小説の話や、最近ハマりだした『鬼滅の刃』の話まで、こんなことも知っているんだとその博識さに驚いたくらい。

例に倣ってメッセージの返信が遅くなっても“大丈夫ですよー、むしろまた連絡をもらえて嬉しいです”ってサラッと返せちゃうところもいい!

常に肯定的でこちらの意見を優しくフワッと包み込んでくれるし、こんな人とお付き合いしたら毎日穏やかな気持ちで過せそう、とまで思っていました。

気持ちのペースが合わないと難しい!

お相手Cさん:「では、このアプリのビデオ通話を使って顔を見てお話ししませんか?」

(そう来たか……)

サッ……、ここで私完全に引いてしまいました。こんなに積極的に来る人だっけ? ていうか、断わっても来られると逃げたくなるー! 一度引いてしまったら気持ちが戻らない! ビデオ通話がよく分からないけれど、家のなかやプライベートな空間を知らない人に見せたくない! 

ひとりでワタワタとパニックです。

え? なにやってるんだって? もう、自分でも自分が分かりません。誰か教えてください。

私:「通話系も苦手なんです……、本当にいろいろすみません」

お相手Cさん:「いえ、こちらこそ困らせてしまってごめんなさい」

噂では断るとキレる人もいるとかいないとか、マッチングアプリでのやり取りにビクビクしていましたが、Cさんはここでも紳士的でした。本当にいい人。ただ、私のなかでCさんは大人の余裕があってグイグイ来ない安全な人、と勝手にイメージを膨らませてしまっていたようです。

これもアプリでの要注意ポイントと言っていいのかもしれませんね。面識がないから余計に自分に都合よく想像してしまうのかな。

あとはこれまでかなり好印象だったCさんなのに“会いたい”の気持ちのタイミングが合わず一歩踏み出せなかった、とも分析しました。

それと、今さらながら思ったのはこの手のアプリって“会って連絡先を交換して深めていく”のとは逆。会ったことのない人と“会うための”やり取り、なんですよね。会ってからの関係でやり取りが続くのは、きっと多少なりともすでに好意があるんだと思うのだけれど、始まりがメッセージとなると、まだそこにはなにもないから気持ちを育むのに時間がかかる、って。

難しいなぁ、もう。

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