コラム 断捨離で服選びが超絶ラクになったワケ。子どもの頃の夢も叶った!?

ライターの高木沙織です。

みなさんの子どもの頃の夢って、なんですか? 学校の先生、アイドル、キャビンアテンダント、生花店の店員……。小学校高学年のときの文集を見ていたら、同級生たちはこんな素敵な夢を記していました。ところが最近、子どもたちの将来の夢が昔とはガラッと様変わりしているとか。その代表格が“ユーチューバー”。あの頃は、YouTubeなんてありませんでしたから、時代の移り変わりには驚きを隠しきれません。

そんな筆者ですが、悲しいかな当時の担任からは、将来の夢の書き直しを提案されました……。なぜなら「魔女になること!」が夢だったから。

でもこれ、別の意味で叶ったんですよ。自粛期間中のあることで……。

愛読書は『魔女図鑑』だった、子ども時代

読書、好きです。

本を読む時間が取れない日は、ソワソワします。これはもう、好きを通り越して中毒? 「no reading no life」ですよ。

では、一体いつから読書が好きになったのでしょう。ハッキリと記憶しているわけではないけれど、小学校低学年の頃からですかね。休み時間のたびに図書室に向かって疾走しては、「廊下を走るんじゃない!」と先生に怒られていたような。どうしても読みたい本があったから。

しかも、その多くが、“魔女”や“魔法”に関するものだったから、なんともまあ。

特に心酔していたのは、『魔女図鑑-魔女になるための11のレッスン(金の星社)』という絵本。タイトルのとおり、魔女になるための方法がコミカルに書かれていて、借りてきては自宅でこっそりそのプロセスを実践したり、母に手伝ってもらいながら魔女が好んで食べるというお菓子作り(鉄骨クッキーとか、毒きのこパイとか)をしたり……。

「いつか魔女になって、魔法を使って好きなように生きる!」

おいおい、それはちょっと。どんな魔法を使うつもりだよ。

と、手放しでは応援できないような、自分勝手な夢を本気で願っていた子ども時代でした。それがですね、その夢をすっかり忘れた今。叶ったんですよ、ちょっと意味は違うけれども。

『魔女図鑑-魔女になるための11のレッスン(金の星社)』

断捨離をしたら、アレが魔女になりました

魔女になったって、どういうこと?って、思いますよね。

先に言ってしまいますが、魔法を使える“本物の魔女”になれたわけではありません。

あれは、自粛期間中にふと思い立って、クローゼットの大掃除を済ませた翌日のこと。某連載の打ち合わせに、自室からオンラインで参加していたときです。

筆者:「昨日、クローゼットの大掃除をしたんですよ。結構な量の服を手放して、史上最高にスッキリです」

調子に乗って、そう言うと。

担当者:「えー、どうなったのか見たいです! クローゼットって映してもらえたりしませんか?」

なんて返してきてくれるものだから映しましたよ、自慢げに。すると……。

担当者:「やだー! ちょっと高木さん真っ黒じゃないですか! 魔女のクローゼットですか?」

って。

そうです、そういうことです。

黒い服を残してあとはすべて人に譲ったり、手放したりしたのです。

どうして黒だけ?

筆者は、服を選ぶことがとても苦手です。

たとえば、ベージュのトップスを買ったとします。ボトムスは……えーっと、白? 黒? スカートなの、パンツなの? アウターは? 

「あーもう、わからない! 面倒くさい!」

という有様。これはベージュのトップスに限ったことではなくて、なにを買っても頭のなかが取っ散らかってしまうんです。だって、いい意味でも悪い意味でも、色もデザインもあり過ぎるんですもん。

そこで思いついたのが、極端なこのアイディア。

「私、もう黒しか着ない!」

黒って万能じゃないですか? 素材やデザインにもよりますが、カジュアルなシーン、フォーマルなシーンの両方で着られるし、トップス黒×ボトムス黒の組み合わせはハズレがないし。そこで、クローゼットにある服をすべて引っ張り出して、黒だけを残したというわけです。

これが意外と筆者には合っていたみたい。

まず、手放すものが明確。これまでのように、「いつか着るかも」と手元に残し、何年も袖を通していなかった色とりどりな服たちにあっさりとサヨナラできました。

あとは、コーディネートを考えるのが断然ラクに。残った服同士はもちろん、新しく買い足す服も黒一択なので、店舗で選ぶときも、オンラインストアで選ぶときも、チェックするのは黒のコーナーのみ。「このトップスがあるから、このスカートを買おう」と決断するまでの時間も大幅に短縮できるようになりました。

よって、今の筆者は魔女のクローゼットの管理人。いや、気分はすっかり魔女なのです。

色選びの楽しさは絶対にある、とわかってはいるんですけれどね。筆者にはどうもレベルが高くて。失敗なく取り入れることができそうな、アウターや靴、鞄は色物も残してはいるんですが。

うん、とにかくものすごくスッキリしていて、本人的には大成功な断捨離でした。筆者はたまたま黒を残したのですが、ほかの好きな色だっていいわけですし。って、こんな断捨離方法が参考になるかどうかはなんとも言えず、あしからずです。

そうそう、このコラムを書くにあたって久しぶりに『魔女図鑑』に目を通したのですが(買った!)、やっぱり最高でした。黒い服を着て、トレーニングを重ねれば、今からでも魔女になれそうな気持ちにさせられます。

最後に……。

もし、筆者が黒い服を着ていないことがあったら、遠慮なく「話が違うじゃないか!」と叱ってやってください。極端&飽き性なもので。

送られてきた、『魔女図鑑』 に目を通す高木さんの画像……がすでに黒い服じゃないことに担当編集もほっこり(※断捨離前に撮影したものだったそうです)

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プロフィール

ライター/ヨガインストラクター高木沙織

「美」と「健康」には密接な関係があるため、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。”スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ヨガでは骨盤ヨガや産前・産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスでボディーメイクをサポート。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。近年はエッセイの執筆にも力を入れている。