コラム 猫の食事は“全集中”! 食後の「ショッ、ショッ」しながらの満足顔に学んだこと

ライターの高木沙織です。

家にいると、お腹が空いているわけでもないのに食べ物に手が伸びてしまう……。それも、ちょっとどころではなくて、延々と“伸び続けて”しまう。お菓子やカフェラテのような甘い飲み物をそばに置いて、録画しておいたドラマを観ながらモグモグ、ゴクゴク。

飲み食いしている最中は幸せなんですけれどね。ふと我に返ると、「うわー、またやってしまった」とため息。ある日、ポテトチップスの袋の開け口を折りながら、もう食べるものかと封印しようとしていると……。誰かにじっとりとみられている気配が。え、なに? 夏の怪談話? 

って、小虎(ことら/我が家の愛猫)じゃないか! しかも、その顔ってどういう感情のとき? そういえば、小虎はダラダラ食いもながら食いもしないよなあ。

食事は猫にとって大きな楽しみ

成猫(飼い猫の場合)の食事は、1日2回の朝・夜ご飯が一般的です。なかには、あいだでおやつを食べる子もいると思うのですが、それぞれの体格に合う量の食事を与えてもらっているでしょう。

そして、猫たちはそれをとてもとても楽しみにしているんですよね。猫の5大楽しみは、食べる、遊ぶ、寝る、窓の外を眺める、飼い主さんとのコミュニケーションと言われていて、なかでも“食べる”を最大の楽しみにしている子たちは多いようです。

その証に、お皿を持ち上げる「カタッ」や、カリカリ(ドライフード)の袋に触れる「カサッ」などの“ご飯”を予感させるかすかな物音にも敏感に反応。「ご飯? ご飯なのー?」と目をビー玉のようにキラキラさせて猛ダッシュ&スリスリ、ニャーンとおねだりをしてくるんだから。

もちろん小虎も例外ではなく、ご飯が大好き。

「ご飯」「おやつ」「ささみ」という言葉は完璧に理解しているし、準備しているあいだ私の足元を、「早くー!」と言わんばかりにピョコピョコと弾むようにして歩いています。

さあ、お待ちかねのご飯をいつもの場所に持っていきましょう……、コトリ。すると、私にはもう目もくれず。

「ガッ、ガッ、ガッ!」

さっきまでの可愛さはどこへやら、一心不乱にむさぼる姿は獣そのもの。驚きの早食いと集中力!

「もう少し、ゆっくり食べたら?」

なんていう心配の言葉は一切届きません。

ちなみに、猫は本来狩りをして、獲物を仕留めて食べる生活をしてきましたから、その大事な獲物を横取りされないように早く食べてしまわなくてはという本能が働くそう。あまりにも早食いすぎるのでなければ問題なく、むしろ一般的なのだそうです。

では、反対にダラダラ食いは……?

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