コラム BAが見た、女の世界|終業後のロッカールームは控えめに言って…地獄! 本当にあった怖い話を発表

ライターの高木沙織です。

制服が支給される会社の場合。仕事が始まる前と、終わったあとに必ず立ち寄る場所がありますよね。そう、“ロッカールーム”です。着替えを済ませ、身支度を整えるための時間はだいたい10分。長くても20分くらいでしょうか。

決して逃れることのできない、ズラッと連なる無機質な鉄の箱の前で過ごす時間…。特に、終業後のこの時間は控えめに言って地獄! え、何でって? そこは女の園ですから。

もし“女子ロッカールーム”と聞いて、秘密の花園めいた香水のいい香りが漂う、乙女チックな空間を思い浮かべる方がいるのなら、今この瞬間までにしてください。だって、実際のところは…。

失神寸前の小指の痛みと解放感を携えて…

長―い一日の仕事が終わったあと。

「お疲れさまでした!」と、職場をあとにする瞬間って最高ですよね。

BA(ビューティーアドバイザー)として働いていた頃は、8時間の立ち仕事でしたから、パンプスを履いて過ごした足はパンッパン。

小指なんて、靴の先端でギュウギュウと押され続けていて、1mmでも動かそうものなら金づちで打たれたかのような激痛…、失神寸前です。

さらにはお客様へのタッチアップ(メイク)中。集中するあまりに呼吸を忘れて酸欠になるし、先輩BAたちの動向をうかがいながら、いかに睨まれることなくやり過ごすかも考えなくてはいけませんから。終業間際は疲労困憊。

(やれやれ、やっとひとりになれる! わーい!)

そんな解放感を携えながら、ロッカールームへと引きあげていくのですが…。そこには、こんな光景が繰り広げられていたのでした。

それでは、ランキング形式で発表していきましょう!今回は第3位の発表です。

終業後のロッカールームで起こっていた恐ろしいこと、第3位!

第3位は…

“パンプス&ストッキング脱ぎ散らかし”です。

これ、はじめて見たときは絶句しました。

ロッカールーム内は、土足厳禁。ですから、基本的には入り口でパンプスを脱ぎます。そして、それを自分のロッカーの一番下の段にしまう。もしくは、上に出しておくのがルールだったのですが、なんとまあ、扉を開けるとそこには外にあふれ出てしまうのではないかと焦るほどのパンプスの山がドチャッと。

まさに、脱いだまま。その言葉のとおりに、あちこちを向いていたり、倒れていたり。

しかも、一日履いていた脱ぎたてのパンプスですからね。

(ううっ……! ニオイが!)

ってなワケで、端に避けるのがやっと。並べ直すのはちょっと躊躇われる。ごめんなさいと目を背けながらその隙間をかき分けるようにして、何とかロッカールームに入ると、今度は……。

目を疑う光景パートⅡは?
(嘘でしょ!? 何これ!)

はい、先に正解を発表してしまっていますが、ストッキングですね。

ゴミ箱から、着用後のストッキングがペロリと顔を……いや足を、かな?覗かせているのです。それも、1枚や2枚ではありませんよ。無数のストッキングの屍が、ゴミ箱やその周辺に散乱しているのです。

なかには、丁寧にクルクルと丸めてコンパクトに縛ってあるものから、脱いだ形のまま、行き倒れている人の下半身さながらの状態で置き去りにされていたり。

いったい、ここで何があったのでしょうか。事件でしょうか。

首を傾げながら、やっとの思いで自分のロッカーの前にたどり着く頃には、疲れがドッと増すのでした。

チーフ:「あ、高木さん。お疲れさま!」
私:「お疲れさまです…(首、ガックリ)」

そんな私を見たチーフはというと。

チーフ:「今日は一段と荒れてるわよね。まあ、このニオイもみんなが一日頑張った証ってことで」
私:「はあ…(鼻から息をしていないから、めちゃくちゃ変な声)」

ちなみに私、頑張った証だろうが何だろうが、足が臭いと思われるのも噂されるのも絶対に嫌。

ロッカールームに向かう前はトイレに立ち寄り、汗拭きシートで足を拭いて、脱いだパンプスには無香料の消臭スプレーをふきかけ、靴用のサシェ(香り袋)を突っ込んでいました。

疲れた足をいち早く解放してあげたい! 

その気持ちもすごーくよく分かるのだけれど、ロッカールームの有り様も、ニオイも目に染みて切ないのです…。

ちなみに、終業後に引きあげてくるのはだいたい15~20人でしょうか。その全員ではないにしても、なかなかワイルドな女性がいるのだなと思ったのでした。

いや、もしかしたらここは女子ロッカールームではなくて、マネージャー不在の男子運動部の部室なんじゃないか。うん、きっとそうなんだ。そんな気持ち。

さて、次回は第2位を発表しますが、その前にヒントをひとつ。

“上下揃えていると、突っ込まれるアレ”、正解は……?次回をお楽しみに。

ビシッとキメたキレイなお姉さんたちも裏ではこんな有様…!? イラスト by Kato

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プロフィール

ライター/ヨガインストラクター高木沙織

「美」と「健康」には密接な関係があるため、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。”スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ヨガでは骨盤ヨガや産前・産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスでボディーメイクをサポート。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。近年はエッセイの執筆にも力を入れている。