コラム BAが見た、女の世界|ついに退職! 女だらけの世界を去って、次に向かった先は?

ライターの高木沙織です。

突然ですが、この「BAが見た、女の世界」…次が最終回っ!です。約1年半、女性ばかりの職場で起こったリアルなアレやコレなどを書き綴らせてもらってきました。お読みいただき、本当にありがとうございました。

そんなわけで今回は、最終回直前ということで、BA(ビューティーアドバイザー)を辞めようと決めた経緯から、ひとり涙した最終出勤日のおもひで話なんかをここで…。

退職理由はやっぱり人間関係…?じゃないっ!

筆者:「私、BAを辞めるっ!」

あれは確か、3月だったでしょうか。
3月といったら、学生さんの卒業式や、早いところだと新入社員の入社式が開かれたりもする門出の季節。

どことなく新しい、フレッシュな風を感じるこの季節に、BAを辞める決意を固めた筆者が真っ先に伝えたのは…、母。

すると、返事はこう。

母:「そう、いいんじゃない?」

以上。

母のこういうあっさり・さっぱりしたところが、筆者はとても好き。

だけどきっと、彼女はわかっていたから止めもせず、詮索もせずにいてくれたのだろうと思うんです。というのも筆者、どうしてもどうしても、ど~しても諦めることができなかったから。

“航空会社で働く!”ことを。

子どもの頃から、アメリカ系の航空会社で働く母の姿を見てきて、高校生になってからは「私も!」と進路を決めていたのだけれど、いざ就職活動をしても箸にも棒にも掛からず…。そのまま学生時代を終えることになったときの、悔しさと不甲斐なさ。

叶わなかったことって、余計に、がむしゃらにしがみつきたくなるじゃないですか。

だから、それからもずっとチャンスを狙っていたわけです。

BAとして働きながら、英会話スクールに週2~3回通ったり、エアライン採用試験の過去問題集を繰り返し解いたり。配属先が空港内の免税店だったこともあって、航空会社で働く人たちを間近で見たりもしていました。

これが一番刺激的だったなあ。憧れの仕事をしている人たちを、常に目の当たりにするわけですから。

(いいな、いいな~私も絶対に!)

って。日ごと、その気持ちがムクムクと大きくなって。親指の爪を噛みながら、やきもきしたり、焦ったりする夜が何度あったことか。ネットやエアライン専門雑誌で採用募集を見つけては、片っ端から応募しましたよ、もう。ただ、運よく書類選考を通過できたとしても、一次面接、二次面接とその日程がシフトとかぶって受けられない。そんな日々。

そうこうしているうちに、21歳(短大卒なのです)になった筆者。これは、最後の賭けだなと。

BA時代に貯めた100万円あまりを、留学費用にドーンッ!

ホームステイをしながら語学学校に通い、お金が尽きたらワーキングホリデーのビザを申請。海外で生きた英語を学んで、帰国後はアルバイトでもなんでもしながら、試験を受け続けよう。

これが、BAを辞めようと決意した理由でした。

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