コラム 元アイドルが語る、アイドル業界の裏側|巨大アイドルグループビジネス崩壊の序章~その1~

運営はアイドルを「物」だと思っているのでしょうか?

アイドルは「商品」です。が、これは運営サイドの大人が思っていることであって、アイドル本人たちはもちろん生きた人間なんです。トイレにだって行きますし、恋だってしますし、それぞれ別々の家庭の事情を抱えている場合もありますし、運動能力、表現力に差だってあります。が、商品というのは巨大になればなるほど「個性を消して量産すること」が大事になってきます。例えば、コンビニ・スーパーに流通させるお菓子は自動化された工場で、全て全く同じものを低コストで大量生産することがビジネスになります。秋元さんのアイドルは全てこの思想が基礎にあります。

しかし、上記したようにアイドルは命のないお菓子ではなく、命のあるお菓子です。どうやっても、完全に予定通りにベルトコンベアが自動で作り出して運んでくれるものではありません。この運営と本人達の「狭間」に今回のような問題が起こります。

今のアイドルビジネスのほとんどは思春期の少女性を売りにしています。そしてその少女達の世代というのはアイドルをやっていようと、一般の子だろうといわゆる思春期であって、親にも反抗をする時期です。なので少しでも運営に不信感が生まれればその歪みはどんどん大きくなり、それが連鎖し問題になっていきます。これは運営も契約書の内容で止めることはできません。

さて、その「歪み」というのは具体的にどのような形で現れるのか?これにも個人差がありますが、まず一番に考えられるのは「異性関係」でしょう。思春期ですので、異性に興味を持つのは一般の少年がエッチな本に興味を持つのと同じようにごく自然なことです。しかし、秋元さんのグループではそれを「封じて」います。これをやってしまうとアイドルには見えないストレスとなり、まるで圧力釜の弁が弾け飛ぶように、徐々に反逆心が膨らみ進行していきます。今、グループのある意味の代表でもある指原莉乃さんが今回のニュースについて述べる部分がありましたが、指原さん自身、過去に同じようにファンとお付き合いしていたわけですから説得力があるようでありませんよね……。

アイドルだって人間、恋だって当然したくなるよね。

今後アイドルビジネスはどう変化していくか!?~その2~に続きます。

コラムニストプロフィール

小川満鈴
おがわみな……子役から、十代前半にいわゆるジュニアアイドル(チャイドル)を経て現在はコラムニスト・ジャーナリストとして活動している。また、セーラームーンのマニアであり、日本一のセーラームーングッズコレクターでもある。2016年に結婚したが、その相手が自他共に認めるブサメン……。しかし、だからこそ見えてきた幸せ感覚を大事に、婚活に悩む女性・男性の相談も多く受けている。
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プロフィール

小川満鈴

おがわみな……子役から、十代前半にいわゆるジュニアアイドル(チャイドル)を経て現在はコラムニスト・ジャーナリストとして活動している。また、セーラームーンのマニアであり、日本一のセーラームーングッズコレクターでもある。2016年に結婚したが、その相手が自他共に認めるブサメン……。しかし、だからこそ見えてきた幸せ感覚を大事に、婚活に悩む女性・男性の相談も多く受けている。