ついに、緊急事態宣言も発令され、外出自粛などが長期化してきました。リモートワークの導入が進む中、夫婦間の関係が悪化しているケースも増えているそうです。~その1~はコチラ。
「コロナ離婚」にならないために今できること。
前編では、今のこの家族全員が家という同じ空間にいる現実、そしてそこから生まれる弊害についてお話ししました。後編では、その状況の中でどうしたら家族が少しでも楽しく、喧嘩をしないで、コロナが収束するまで過ごせるかについて提案という意味で書きたいと思っています。
お金や子供の世話、そして未来への不安(いつ収束するのか?)等の不安は消えませんし、だからこそ「コロナ離婚」が生まれやすい状況になっているわけです。が、私は逆に考えれば家族が家族としてお互いの存在を意識し、理解して、絆を強くするのにはとっておきの期間だとも考えているんです。
例えば今まで、家族みんなが“本当なら一緒にいたくても”仕事や学校でいられない時は、「パパの会社が休みならなあ」とか「学校がなければなあ」と、家族同士のタイミングが合わずにため息が出てしまう面もあったわけですよね。
が、いざ実際にそうなると、今回はあまりに急だったのもありますが、今度は「一緒だけど何すればいいかわからない」となってしまうのです。そしてそんな中から、いざこざや喧嘩も生まれています。日本の狭い住環境も影響している部分があるでしょう。
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛やリモートワークで、お互いのことがある意味で見えすぎてしまい、離婚につながる「コロナ離婚」。今まで知らなかった面が、一緒に過ごす時間に比例して色々見えてしまい……という点では「成田離婚」にも似ていますね。
これを回避するには、一旦頭を切り替えて、「せっかく今家族が一緒にいるのだから!」と前向きに考えてみてはどうでしょうか?