外出自粛が続く中、家にこもっていると些細なことでもイライラしだりたり、ストレスが溜まります。人やモノに対するあたりが強くなった時、どうしたらいいのでしょうか?~その1~はコチラ。
人の欠点が見えても、すぐにそれを言わないこと
コロナの影響で室内に家族、恋人同士が一緒にいることが増えています。一見素敵なことじゃないか!とも言えるのですが、人というのは「人の良いところ」よりも「その人の欠点」に目が行きやすい生き物です。良いところというのは、時間とともに次第にそれが「当たり前」になっていく。でも嫌な部分、苦手に思う部分というのは解決しない限りずっと残って気になり続けてしまう……。
なのでこの今の「一緒にいる時間が長い時期」には、特に注意が必要なんですね。前回のコラムでも書きましたが、昔でいう「成田離婚」というのは説明するまでもありませんが、初めて長期ずっと一緒にいる旅行をして、衣食住を共にして、今まで知らなかった嫌な部分が見えてしまったからこその離婚な訳です。
今回のコロナのこの時期は、新婚旅行の長さどころではありません。そもそも幸せという入り口ではなく、仕事も不安定になり、先も見えない、半強制的に室内(お家)に押し込まれているような状況なのですからストレスが生まれないわけありません。
すると、どんなに愛し合っている関係でも、親子でも「いざこざ」が生まれる確率が高くなります。
今まで知らなかった旦那の平日の行動を目にしてガッカリすることもあるでしょう……仕事している姿はカッコ良く見えたのに……と。なので奥様もそこで一言どうしても言いたくなってしまいますよね、ご自身のストレスもありますので。
が、ここが我慢時なんです!
ここでお互いに相手のそういう部分を拾い上げて、それに対して文句を言ってしまうと、その言葉というのは家の中で逃げ場を失って、まるでピンボールの球のように家の中を跳ね返ることを繰り返してなくなりません。そして形を変えて、結局は自分にその球がぶつかってしまうんです。