「自粛警察」に見る、正義感だけ強くて責任をとれない人たち~その2~

「自粛警察」に見る、正義感だけ強くて責任をとれない人たち~その2~

新型コロナウイルスの影響で、「自粛警察」という言葉をよく耳にするようになりました。前半では、人はどうして「自粛警察」になってしまうのかについて、その心理を分析しました。~その1~はコチラ

後半では、「自粛警察」には意味があるのか?誰かの、もしくは自分の役に立っているのか?を考えていきます。

自粛警察には伝言ゲームの怖さがある

「自粛警察」といわれる行為や発言をしている方々は、そもそも自分で過剰行為だとは思っていません。

政治的な発言をTwitterで発信したとしても、それはあくまでも自分の気軽な日常で感じた意見であり、極端なヘイトだとは思っていないのと同じ。もちろんこの境界線は存在せず、受け取り側の問題になるのですが、コロナに関する発言も自分が感じたことというだけで、過剰だという自覚はないのです。

例えば、誰かのSNSでの一言に「近所のあの昔からやってるおにぎり屋、コロナなのに手で握っているとかありえない」と書いたとします。これは気軽な個人の思いを発信しただけでした。しかし、やがてそのツイートは拡散され、お店が特定。さらに拡散が続き、結果的にそのお店は経営していけなくなる……、ということが頻繁に起きているように感じます。

その一言は、正義、英雄的な行為で、誰かのためになっているのでしょうか?

SNSで感じるのは「伝言ゲーム」の怖さです。伝言ゲームでは、1人の発言が人を介すにつれて次第に最初の言葉、意味を変えて伝わっていきます。SNSでは、書かれている内容について一人ひとりその言葉から汲み取る「部分」が違い、さらに考え方がプラスされるのですから、それは仕方ない部分かもしれません。

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