コラム 元アイドルが語る! 芸能界、ギャラの未払いって本当にあるの? 

フリーランスと事務所所属の差が出る場合もあった

なんと、社長が夜逃げしたという本当か嘘かわからない担当の返事(言い訳?)だったのですが、正直私からすると「そんなのどうでもいい」わけですよね。なので、「それでは困りますので、すぐにお支払いください」と、関係が壊れても仕方ないと思ったのですが言いました。

すると……。そうです、おそらくは皆さまご想像の通り「行方不明」、つまりはトンズラをしたんです。

これには私はかなり頭にきました。もし、しっかりと誠意を嘘をつかないで見せてくれて、言ってくれれば同情の余地もあったと思います。でもね、逃げるのは絶対に卑怯だしダメだ!と判断したので、知り合いを総動員させて居場所を突き止めて連絡をしました。すると、今度は逆ギレ……「どこに契約書があるのですか?法的に訴えるならどうぞ」と……。

こんなことってあります?

なんだか今回このコラムを書いていて、当時の記憶が甦ってきて熱くなってしまっているのですが、私、絶対に悪くないですよね、これ。

訴える事も考えたのですが、個人が訴えるって実はすごく大変な事で、お金も労力もものすごくかかるんです。それを天秤にかけると、30万ってどうなんだろう……と弱気にもなってしまう自分がいました。そして、これがもしどこかの芸能事務所に入っていれば最初からこういう風に舐められなかっただろうし、裁判になっても助けてくれたんだろうな……とちょっとだけ思ったのです。

ここまでは昔の私の話ですが、実は最近も私の友人に同じようなことがありました。彼女はおそらく誰もが知っているような有名な子なのですが、現在はフリーでやっています。だからおそらくは、私と同じようにそこに付け込まれたのでしょう……。

芸能界って、そういういい加減な人が実はたくさんいます。そして水商売でもあるので、最初は払えると思っていても、それが上手くいかなくなってしまう事もあるでしょう。

でもね、やっぱり人を動かす、誰かを起用する、そしてそれに対する対価を支払うのは当たり前。

そういうことをする人はいつか必ず痛い目にあって、その世界にはいられなくなるもの。これだけは芸能界だけじゃなくて、どんな世界でも同じなんだろうなと思っています。

ギャランティーはきちんと確認しましょう。
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プロフィール

小川満鈴

おがわみな……子役から、十代前半にいわゆるジュニアアイドル(チャイドル)を経て現在はコラムニスト・ジャーナリストとして活動している。また、セーラームーンのマニアであり、日本一のセーラームーングッズコレクターでもある。2016年に結婚したが、その相手が自他共に認めるブサメン……。しかし、だからこそ見えてきた幸せ感覚を大事に、婚活に悩む女性・男性の相談も多く受けている。