コラム 元アイドルが解説!テレビの「やらせ」と「演出」の違いとは?

こんにちは小川満鈴です。今回は私たちが実は密接に関わっている、テレビ(だけではないですが)の「やらせ」の問題についてお話してみたいと思います。

「やらせ」って、そもそもどういう内容を指すの?

テレビが国民にとって最も影響力がある娯楽・情報源になってから、それと比例するように「やらせ」の問題も起きるようになっていきました。しかし、かつてはネットも普及しておらず、その「やらせ」に視聴者が気がついたとしてもそれを大きく広げることはなく、テレビ局に個人的に電話や投書をするのみでした。

今の時代はSNSや自由に投稿できるネット掲示板もありますので、もし「やらせ」があった場合は、世間に大きく広がるようになったのです。

では、そもそも何をもって「やらせ」と一般の方々は感じるのでしょうか?

これは実は非常に難しく、「演出」と「やらせ」の境界線上をどこに置くかの価値観による部分が大きくなっています。

例えば、番組が用意したインタビュアーが街ゆく人に、ある物事について聞いたとします。が、番組の意図がそもそもあり、その意図とは違う回答しか得られなかったとします。そうなると番組側は「あらかじめお願いしておいた半分役者、半分素人」のようなエキストラさんに一般人を演じてもらい、番組側があらかじめ用意しておいた回答を喋ってもらうわけです。

これ、私は明らかに「やらせ」の範疇に入ってくると思うのですが、こんなことは実は日常茶飯事で行なわれています。

この「偽物インタビュー」、政治的なものですとやらせ感が強くなりますが、「このお笑い芸人を知っていますか?」的なものですと、やらせ感は半減します。

ここがとても難しいポイントなのです。結果的に視聴者が「見ていて面白かった」となればそれで御の字ということがありますので、後者の場合は「演出」と言えなくはないとも取れます。

このような色々なケースを見ながら、自分の経験も含め、さらに「やらせ」について考えていきます。

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