コラム 芸能事務所「視点」でみた、所属タレントが退社するリスクとは?

こんにちは、小川満鈴です。芸人さんをはじめ、アイドルや女優さんが長年所属していた芸能事務所からの退社が相次いでいますね。

実はこれ、私のブログでは4年前くらいから「こうなる」と予想して書いていたのですが、それには絶対的な「訳」がありました。

続々と退社が続いている背景

まずは「タレント」さんと「芸能事務所」との関係をご存知ない方もいらっしゃると思いますので簡単ではございますがご説明させていただきます。

芸能人というのは誰でも最初は「一般人」です。そしてその一般人が芸能界を志して行動を起こし、次第にその世界に入っていく訳ですが、ではそもそも芸能人と一般人の「境界線」はどこにあるのでしょうか?

と、これを明確にしたいのですが、以前は割と明確で線引きがありました。それは「芸能事務所に所属しているか否か?」です。

しかし、今は一般の方でも仕事をフリーランスでされる方も増えているように、芸能人も芸能事務所に所属しない形が増えているので、昔の構図そのままは成り立ちません。

そして、このフリーランスになるということが、更に芸能界に広がったのが退社の背景にあります。ではどうして退社をしてフリーランス、もしくは個人事務所を作るのか?

これは単純明快でございまして「お金」の問題が90%と言っても過言ではないのではないかと思っています。 芸能事務所というのはタレントとメディアを繋げるマネジメント業を請け負う代わりに、その個々の仕事で得た収益から数割を天引きします。もちろんこれは悪い意味ではなく、それがそもそもの業務なのです。

しかし、事務所やそのタレントさんとの関係性や契約にもよりますが、タレント側に不満が残るような取り分になることも多々あります。そこでタレントは考えるわけです、「もしこれが個人なら全部自分がもらえるのに……」と。

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