コラム 私の友人が美容整形をしたのに後悔している理由

それから年月が経ち……

彼女が整形手術をしてから半年ほど経った頃でしょうか、ちょこちょこと連絡は取り合っていたのですが、久しぶりに会ってご飯でも食べようということになったのです。あるお店で待ち合わせしたのですが、現れた彼女は今のコロナ禍というときでもないのに、帽子を深く被りマスクをして現れました。

察する部分はありましたので、それには触れずに話をしていますと、やはり想像通りの話をし始めました。

それはつまり、一度整形はしたんだけれど、でもまだ納得がいかない部分があって、二度目の整形を考えているということでした。

ここなんです。

私は自分の経営している社団法人でも多くの女性の方々のお悩みを日々聞いているのですが、とにかく整形に関しては「整形したい」という悩みよりも、「整形したけれどまだ納得がいかない」悩みの方が圧倒的に多いんです。

見た目、可愛い、綺麗というのは、過去の歴史を振り返っていただいてもわかるように、その時々、時代の流行りがその価値観を大きく左右するんですよね。つまり、可愛くなりたいということは「今風にしたい」ということでもあるんです。これ、どういう意味だかお分かりになりますでしょうか?

つまり「可愛い」を追いかけるということは、「そのときの可愛いの価値観に合わせて、整形を続けていくということ」に近いのです……。

そしてそれを繰り返してしまうと、本来の自分を見失っていきます。

私たちは幼い頃から「本来の自分」の見た目で、人から影響を受けて育っています。しかし、その昔からの自分が染み付いているのに、外見だけが変わってしまうと、今度は他人のリアクションが全く変わってきます。すると、その食い違いをなかなか受け入れられない。自分が違和感を覚えていることにすら気がつかない状態になってしまいます。

何度も何度も整形を繰り返してしまうと、これには最終地点がなくなってしまいます。そこが怖いのです。

これはあくまでも私が相談を受けている方々の統計でしかないので、全ての方がそうだとはもちろん言いませんが、整形を繰り返してしまう方は、メンタル面に何らかの問題を抱えていることも多いです。

私は思うんです。今の時代、お化粧だって、スマホの画像加工だってかなり進化しています。そこで違う自分を楽しむという方法もあるのではないかと……。整形してしまうと、以前の自分を取り戻すことはできません。時代に自分を無理に合わせることなんて全くないと思うのです。 流行はただの流行。数年もすれば、今流行っている美人像も廃れていったりします。

もちろんするなとは言うつもりはありません。しっかりと冷静に考えて、納得したうえでやっていただきたいと思っています。そしてもし相談する方がいらっしゃらなければ、私にご相談ください。

自分を好きになるって大事!
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プロフィール

小川満鈴

おがわみな……子役から、十代前半にいわゆるジュニアアイドル(チャイドル)を経て現在はコラムニスト・ジャーナリストとして活動している。また、セーラームーンのマニアであり、日本一のセーラームーングッズコレクターでもある。2016年に結婚したが、その相手が自他共に認めるブサメン……。しかし、だからこそ見えてきた幸せ感覚を大事に、婚活に悩む女性・男性の相談も多く受けている。