コラム 差別発言による炎上で考えた、 いくら本を読んでも到達できない領域とは?

こんにちは、小川満鈴です。

ここではあえてお名前を出しませんが、勉強の方法や読書術など自分自身のスキルを公開することで人にアドバイスしていた方が、多くの人からアドバイスを受けるような立場になってしまいました。この方は1日に何十冊もの本を読んでいるそうです。たくさんの知識を持っていたはずの人がなぜ…。

本を読むのは大事なこと。でも……

どうしてこういうことが起きてしまうのでしょうか?今回は私なりに考えてみました。

これは10年くらい前からだと思いますが、日常や仕事に対して「こうするべき」「こうすると損する」「〇〇なんていらない」といった、いわゆる「自己啓発本」的な内容の本が人気になっていますよね。
でも根本的に考えていただきたいのですが、これらのお話はあくまでも「その著者本人」の経験を基に書いてあるものです。つまり、全ての人がそれを実践して成功するなんていうことは絶対にあり得ません。

例えば、服装でもそうですよね。芸能人で超可愛い女性やイケメンが着れば似合うと言われる服でも、憧れて同じものを買って身につけたからといって、誰もが似合うわけではありません。人間には生まれ持った顔や体型、そして好みもあります。

万人に当てはまる内容なんてないのに、人間は成功者の言葉にすがって、自分もそれを取り入れようとしてしまう。だからこの手の本は売れるんです。
私もおそらくは平均より本を読む方だと思いますが、常に、本の内容は一つの知識として読み、自分にそのまま当てはめようとはしないよう意識しています。でも自己啓発系の本というのは、人によってはその内容にのめり込んで、ある意味で「洗脳」されてしまうこともあります。さらに、自分があたかも経験したかのように、そういった本の内容を語ったりします。そういう方、周りにいらっしゃらないでしょうか……。

これは偉い役職の制服を着ると偉そうになる、というのと構造が似ていると感じています。実際に中身の自分は変わっていないのに、アイテムを身につけただけで強くなった気になってしまうというパターンです。

ではどうしたらこういった本などは参考程度にして、自分だけのオリジナルの人生を送ることができるのでしょうか?と、書いているこのコラムが自己啓発っぽくなってきましたがお許しください……。

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