こんにちは、小川満鈴です。
アイドルブームというのは、過去を振り返ると日本において定期的に訪れておりまして、最近では団体のアイドルがブームとなっています。今や一過性のブームを超えて、その人気は定着したとも言われています。
アイドルも「自称アイドル」的な方も増え、そういう人も含めると数十万人ものアイドルが存在すると言われているのですから、驚きですよね……。
そんな中、アイドルの「質」「存在意義」にも大きな変化が生まれてきたと感じています。
アイドルの不祥事はなぜ増えている?
かつてアイドルというのは基本的に「芸能事務所」に所属していました。事務所があれこれ戦略を立てて売り出していた、ある意味での「商品」だったのです。しかし、ネットが発達し、誰もが名乗った瞬間からアイドルになれる今、芸能事務所に所属しているか否かはファンにとってはあまり重要ではなくなり、アイドルにとっても好きなことを自由に表現できるようになりました。
これは一見すごく素敵なことに見えるのですが、その反面、問題点も露わになってきたのです。
その一つは、「アイドルの不祥事」です。
「未成年の飲酒」だったり「恋愛関係の問題」「SNS等での問題発言」など、芸能人としての問題行動が不祥事として取り上げられることが増えています。
ではどうしてこういうことが多発してしまうのか?これは、芸能事務所とタレントとの関係が変化してきたからだと思います。最近は、事務所とトラブルが起きると、タレントが揉め事を公表してしまうこともあります。事務所が結んでいる「契約」についても開示し、その内容によっては事務所は世間から「モラハラ」「パワハラ」といったイメージを抱かれることもあって、いくら契約があっても悪いのは事務所という世論が生まれてしまうこともあります……。
そういった部分の怖さから事務所も所属タレントを強く教育できなくなり、結果、タレントも不祥事を起こしてしまう…ということが多くなってきたと感じています。なんだか矛盾しているような、難しい問題ですよね。