コラム 「はなむけ」のフラワーギフトは何を選ぶのがいい?|オクリモノ総研

写真という二次元の世界でモノが持つ魅力を表現することを主な仕事としている、雑誌や書籍の編集・ライター兼広告のクリエイティブディレクターの女性と、スタイリスト経験もあるギフトのウエブショップのビジュアルディレクターの女性、2人が立ち上げた「オクリモノ総研」。

雑誌の企画やセミナーで「贈りもの」のテクやモノをご紹介している「贈りもの」のプロが、働く堅実女子が抱える「贈りもの」のお悩みをスッキリ解決!「贈りもの上手」の称号を手に入れられる、モノ選びのヒントや、オススメのアイテムなどをご提案します。

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なぜ、お別れのシーンで花を贈るのか?

お世話になったかたへ、これまでの感謝の気持ちと、新しい人生の門出に対するエールを込めて贈るなら、やはり花!

日本には4月から新しい期が始まる会社が多く、そのタイミングで転職や退職、転勤、転居をする方も少なくありません。そんなお別れのシーンに贈られる定番といえば、やはり“花束”でしょう。そんなこともあってか、お別れする人に餞別を贈ること「はなむけ」といいますが、漢字で書くと「花向け」だと思っていらっしゃる方はいませんか?

実は、「はなむけ」の語源は、平安時代以前から続いていた、遠方に旅立つ人を送る際に、道中の無事を祈り旅人が乗る馬の鼻を目的地の方角に向ける「馬の鼻向け」。もともとは安全祈願の慣習でしたが、人の門出や旅立ちを祝って金品や激励の言葉を贈ることを「はなむけ」と称するようになったようです。つまり、「はなむけ」の「はな」は「花」ではなく「鼻」というわけ。

このような理由から、「はなむけ」は親しい人を見送るシーンで使うのが基本。卒業式などの晴れやかな門出や、進学や就職、転職、退職などで人生の新たなステップに踏み出す人を送り出すシーンで使われますが、“お祝い”の意味合いを感じて歓迎のシーンでも「はなむけ」を使うかたもいらっしゃるようですが、それは間違い。お気をつけください!

では、なぜお別れのシーンでは花を贈るのでしょうか? 

おそらく、人生の新たなステップに踏み出す人に対して、希望に満ちあふれる毎日を願ったり、幸運を祈ったりする気持ちを伝えつつ、別れという寂しく悲しい雰囲気ではなく明るく華やかに見送りたいという気遣いではないでしょうか。

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