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夏の手土産、持参するときに注意したいこと

だれかとお会いする際の手土産選びに、いつも困っているという相談をよく受けます。食べ物の手土産の場合、おいしさはもちろんですが、包みや箱を開いた瞬間、季節が感じられるようなものはウケがよい傾向にあります。夏なら涼しげに見えるものがよいでしょう。
もちろん、暑さを一瞬でも忘れさせるようなひんやりと冷たい手土産は喜ばれるでしょうが、冷え冷えのままお渡しできて、すぐに召し上がっていただけることがわかっていないと、逆にご迷惑になってしまうことも……。 すぐにいただけない状況かつ冷蔵や冷凍などの設備が整っていないというオフィスもありますし、大量すぎて冷蔵庫や冷凍庫に入りきらないというご家庭もあります。
冷え冷えでいただくものではなくとも、冷えた状態をキープしなくてはいけないものも同様。受け取られたかたが、受け取ったあとに予定があり、持ち歩き時間が想像よりも長くなってしまって、品質が低下してしまう……なんて可能性もなくはありません。
また、ご時世的に、リモートワークを推奨している会社では出社しているかたが少なく、日持ちのしないお菓子をいただいても、持て余してしまうという話を耳にします。人数に合わせた個数も
夏の手土産は、他の季節よりも、持ち歩きや保存などを考えてものを選ばなくてはいけないので、最もセレクトが難しいかもしれません。
冷たいものを冷たいままお渡しする、または、冷えた状態でお渡しする、と考えると大変なので、冷やさずに持ち歩けるもの、冷たくなくても“涼”感を楽しむことができるギフトを選んでみてはいかがでしょうか。炎天下で持ち歩いても傷みや崩れなどが気にならずにすむとなると、必然的に、日持ちがそれなりにするものになるでしょう。それに、 夏のみ限定販売されているものなら、季節感があるだけでなく、希少性もあり、喜ばれること間違いありません。
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すぐにいただいてもおいしい、冷やすともっとおいしい、オススメの夏菓子2選
見た目が涼し気で、冷やして食べるとよりひんやり感を楽しめる夏菓子のなかから、気温が高くても気にせず持ち運べ、複数用意しなくてはいけなくてもかかさばらず重くならない、夏のあいさつ回りや親戚などが多く集まる里帰りなどにピッタリの手土産を2つ、ご紹介しましょう。
最中の中にさわやか味の寒天ゼリーがIN! 【菓匠高木屋】涼味紙ふうせん

まあるい最中に小さな寒天ゼリー(錦玉)が詰め込まれた 【菓匠高木屋】の「紙ふうせん」。可愛らしいだけでなく上品な味わいが人気のお菓子ですが、毎年夏になると、さわやかな色の最中と桃風味とサイダー風味のゼリーを使用した限定品が発売されます。

定番の「紙ふうせん」同様、最中はサクッとしていて軽やかですが、桃とサイダーのゼリーはよりさわやかな味わい。冷やしていただくと、 最中から飛び出したゼリーのひんやり感が口の中を支配し、さわやかな味わいだけでなく冷涼感まで楽しむことが可能。夏はぜひ、常温と冷蔵、両方で楽しんでいただきたい逸品です。

消費期限は常温で25日。常温でも傷まないうえ、とても軽いので、夏の手土産にもピッタリ! 「紙ふうせん」という 商品名にちなみ、5色の折り紙と“紙ふうせん”の折りかたが同封されているので、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭への贈りものにも喜ばれそう。
■【菓匠 高木屋】https://takagiya.base.ec/
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もうひとつ、涼しげな夏菓子の手土産は次ページに。