コラム 京女の移住体験記│北海道の美味グルメを求め…炭鉱の町「夕張」での衝撃食体験【前編】

この5年間で引っ越した地域は4道府県と、現在も点々と更新中。そんな移住生活で起きたオモシロ体験を綴る、アルム詔子の「京女の移住体験記」。

今回の記事は、移住先の北海道で、美味グルメを探し求めた日々について。

様々な情報を駆使しながら、移住2年目にして行き着いた先は、炭鉱の町でもお馴染みの「夕張」だった…。

一体、どんな美味グルメをゲットしたのか。

そこには、いつもながら予想を裏切られる結末が待っていたのである。

北海道の食材は、なんでも美味しい?

移住2年目の夏のある日、私たちは「夕張」を目指していた。

えっ?

【京女の移住体験記】の初回でいきなり「シカ」の話をしたかと思うと、もう翌年の話? おいおい、1年目の生活、飛ばし過ぎやろっ…という皆様へ。1年目の北海道生活の様子は、また別のコラムでということで…。

少し、話を戻そう。

パートナーの彼の転職で、我が家はまるっと北海道へと移住した。かれこれ、5年ほど前の出来事である(なお、現在は既に北海道の地を離れ、新天地へさらに移住×2が完了したところ)。

そんな北海道への移住で楽しみだったのは、もちろん北の大地が誇る「ご当地グルメ」である。右も左も分からない北海道初心者だったが、有難いコトに様々な情報提供のサイトと口コミ評価が、私たちの食生活を支えてくれた。

こうして、移住して早速、新鮮な野菜や果物が集まる地元の市場を開拓した。地元のスーパーから安く仕入れた北斗牛や知床若鳥、紋別産のホッケやホタテ、精肉扱いの卵などが、我が家の食卓に並んだのである。

大地の恵み、そして生きとし生けるものたちの恵みを日々享受する。美味なる猛者どもが、これでもかと、私たちを新しい驚きにいざなった。なかでも、お隣さんから頂いたメロンは格別だった。かくも、夕張メロンとはこれほど美味しい果物なのかと唸ったほどである。

そして移住して2年目の7月。

ことあるごとに、メロンの話をしてくる彼である。

「あの夕張メロン、うまかったな…」

「はあ」(仕事中の私)

「本場の夕張メロンは、どれほど美味しいんかな…」

「まあ」(テレビ中の私)

「産地の夕張なら、メロン安いんかな…」

「さあ」(料理中の私)

なかなか乗ってこない私に、彼が言い放った。

「実家の人に送ったら喜ぶだろうな」

「なぬ?」(就寝中の私)

私にとって「実家」は絶対外さないツボ、マジックワードだ。

遠くに離れて暮らしている分、せめて両親に美味しいものを送りたい。そんな私の願いを彼も十分心得ていたのである。

この瞬間、私は早速、夕張メロンの直売所を片っ端から調べ上げていた。ツアコンさながらの知識を手に入れるべく、着々と準備を進めたのである。

こうして、夕張へのドライブ当日。

私は手書きのメモを持って、颯爽と車に乗り込んだのであった。

我がT町からは4時間ほどのロングドライブでした…
1 2