コラム 京女の移住体験記│移住者が語る「北海道の冬の怖さ」3位!車がツルッとスピン?【後編】

アルム詔子の「京女の移住体験記」。

今回は、命の危険を伴うほどに厳しい「北海道の冬の怖さ」を、ランキング形式でご紹介しようという内容だ(私の独断と偏見です…)。

後編は「北海道の冬の交通事故」の現状から…。

【前編はコチラから】

間近でスピンする車に冷や汗

とかく北海道に住む人たちは、スタッドレスタイヤを装着し、大雪や道路凍結に慣れているに違いないと、私たち道外出身者は思い込む。

しかし、じつは、そうでもない。彼の同僚は生まれも育ちも北海道という人が大半だったが、毎年、身近なところで交通事故は起きていた。

件の「浮島峠」で車を大破させた人もいれば、凍結した道路で車が一回転スピンした人もいた。とにかく、冬の北海道で起きる交通事故は異常に多い。これは単に話を聞いたからなどではなく、実際に私たちが何度も事故の現場に遭遇したからだ。

目撃した現場の大半は、自損事故だ。ドライバーの方が比較的元気だったのは幸いだが、車が逆向きで側溝に落ちていたり、電柱にぶつかっていたりと、信じられないような光景を幾度も目の当たりにした。

恐らくだが、車がツルッと滑ってスピンしたのだろう。

それにしても、冬がやって来るのは毎年のコトなのだから、慣れてもいいのでは? とつい思ってしまいそうだ。ただ、こればかりは、自分だけが用心しても防げるものとは言い切れない。これは、実際に体験してみて分かったことだ。

一度、赤信号で隣に止まっていた車がツルッと滑ったのを見たことがある。早めに動き出そうとして、急なアクションに、タイヤが反応できなかったのだろう。間近で見た「ツルッ」という滑りは、こうは言ってはなんだが、ホントにおもちゃの車のような動きだった。

ただ怖いのは、滑って踏みとどまれずに、そのまま横へと動く場合である。その車もスピンして、45度ほど傾き、コチラの車線へとはみ出してきた。危うくぶつかりそうになったのである。

もし、同じタイミングで車を動かしていれば、間違いなく車体を当てられていただろう。結果的には、彼がゆるゆると発車させたお陰で、巻き添えには至らなかっただけのコト。

そういう意味で、あの時だけは本当に冷や汗をかいた。僅かな違いで、当事者となるかならないかが分かれる。それは、自分だけの行動で決定するワケではないことを、痛感したのである。

制御不能となるタイヤに焦りまくりです…
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