コラム 京女の移住体験記│移住者が語る「北海道の冬の怖さ」2位!お願い、凍らないで…【前編】

この5年間で住んだ地域は4道府県と、現在も更新中。そんな移住生活のオモシロ体験を綴った、アルム詔子の「京女の移住体験記」。

今回は、移住者だから分かる「北海道の冬の怖さ」を、ランキング形式でお届けするというものだ。

前回の記事では第3位を発表した。冬の北海道で多くみられる「交通事故」である。

実際に、識別しづらいブラックアイスバーンの道路で車がツルッと滑った経験もした。ときに助手席の私は、その都度、冷や汗をかいたものである。

しかし、そんな恐怖にも、上には上の存在が…。

今回は、さらなる「北海道の冬の怖さ」をご紹介していこう。

さてさて、第2位は一体、何?

じつは、北海道の家って超暖かい?

移住を繰り返し、現在は名古屋に住んでいる。

仕事はというと、コロナ禍以前からずっと「在宅勤務」である。まあ、執筆業であれば仕方がない。私の場合、取材以外は基本的に家で執筆するため、住居がそのまま仕事場となる。

だから、名古屋で家探しをする際は、予算内に収まるよう「広さだけ」を追求した。もちろん、パートナーの彼は設備重視であったが、この前に住んでいた富山では彼の意見を採用したせいで、狭くて大変苦労したという経緯があった。そこで、今回は私の意見を優先するコトで決着したのである。

こうして選びに選び抜き「広さ」を重視した我が家だったが、そこには意外な落とし穴があった。得るモノと引き換えに失われたモノ、それは「快適さ」だ。四六時中家で過ごすというのに、なんと「適温での生活」ができず、またしても残念な結果となってしまったのである。

まさか断熱材が入っていないのでは…と疑うほどに、冬は強烈に寒い。今もこうしてPCを打ちまくっているが、なんせ手がかじかんで…指先がない手袋をつけて作業をしているほどである。

あまりの寒さに、私は、時折遠い目をして思い出す。

あの暖かい…快適な…「北海道の家」。今となっては、大層、懐かしい。

ええっ? 北の大地なのに? なんて思われた方。

一見、真冬の室内でぶるぶると震える姿を想像しそうだが、現実は全くの逆である。北海道の人が冬にTシャツを着ているのは、都市伝説などではない。本当の話だ。実際に、私が住んでいた家の2軒先の家人は、回覧板を持ってお邪魔すると、冬も夏も変わらず常にTシャツ姿だった。

そうなのだ。

北海道の家は、冬にその能力を発揮する。室内はじつに暖かくて、快適に過ごせることこの上ない。

こうして私は、北海道に移住してから、冬の室内での厳しさと現地の気候に関係がないコトを初めて知った。気候云々ではなく、どちらかというと家の設備と直結するのだと学んだのである。

冬でも北海道の室内は半袖OKなのです!
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