コラム 「趣味がない」のが悩み……大人が趣味を見つけるには~その2~

「趣味がない」という人は意外といるもの。大人が趣味を見つけるためには、どうしたらいいのでしょうか?

~その1~では、「趣味の作り方」として、「『結果を出さないといけない』という先入観を捨てる」「『“趣味であること”を気付いていないこと』を知る」について説明しました。

~その1~はコチラ

ここからは、「本当は趣味があるのに、どうして、ないと思っているのか」について説明します。

「趣味がない」ことが問題なのではなく…

「趣味がない」と思っている人の問題点1:自分をよく分かっていない

どんなものが趣味になりやすいのかと言えば、「好きなこと」、そして「得意なこと」です。得意なことは、やっていて楽しいから、「好きなこと」になりやすいのです。
でも、世の中には、自分のことをよく分かっていない人も少なくありません。そんな人が、「趣味が見つからない」と悩んでしまうのです。

全く「好きなこと」「得意なこと」がないという人は、皆無です。だから、それが見つからない人は、もっと自分のことを知ったほうがいいのです。
そういう人は、「子供の頃に好きだったこと」「人から褒められたことがあるもの」「日頃、時間があると、つい、やってしまうこと」に注目してみましょう。そのなかに、趣味となるものがあるでしょう。

例えば、30代のCさんは、自分には特別、「好きなこと」も「得意なこと」もないと思っていました。でも、子供の頃、音楽の授業が好きだったことを思い出し、試しにゴスペルを始めてみたら、思いの外楽しく、仲間もでき、今は発表会に向けて練習をがんばっているそうです。

何事もやってみないと、自分が何に向いていて、向いていないのかは分からないもの。だから、結果を求めず片っ端からチャレンジすることも大切です。それによって、好きかどうかが分かりますしね。
場合によっては、「『趣味を見つける』のが趣味」でもいいのです(笑)。そうやって、色々なことに挑戦することで、“人生の引き出し”が増えていくので、それはそれで人生の収穫になります。

また、日頃から「自分の心の声を聞く」ことが大切です。私たちは日々、色々な選択をして生きています。無意識的に選択していると気付かないものかもしれませんが、「朝、起きるかどうか」「会社に行くかどうか」「朝ご飯を食べるかどうか」も含め、全て自分で「選択している」のです。
「会社に行きたくないけど、行かなくてはいけないから行っているだけ」と思っていても、「行かなきゃ、上司に怒られるから行く」というのは、自分で「選択している」ことです。本当に嫌なら、それでも行かないでしょうしね。

そして、休日など、自由な時間というのは、無意識的であっても“自分の心に沿った行動”をしているもの。だから、「自分が心地よい」と思うことを選択していることが多いのです。
自分が「心地よい」と思うことは、自分が「楽しい」と思えることが多いもの。自分では楽しんでいる気がなくても、実は快い気分でいるのです。だから「無意識的にやっていること」が、実は「好きなこと」であり、「自分の趣味」につながることが多いのです。

自分の心の声をあまり聞く習慣のない人は、毎日、日記を書いてみるといいでしょう。そのときは、単に出来事だけを書くのではなく、「どう思ったのか」など、心の内も書くようにするのです。そうすることで、自分自身の心の声を少しずつ聞けるようになるでしょう。

もっと自分の「心の動き」に敏感になりましょう。それは、「趣味を持つ」うんぬんではなく、幸せに生きていく上でとても大切なことなのです。

1 2