(2)「誹謗中傷する人は、どんな人なのか」を分かっていない
場合によっては、「人を幸せにしたい」という思いで発信したものであっても、心無いコメントを書かれてしまうこともあります。
世の中には、今、ストレスが溜まっていて、手あたり次第に「人に八つ当たりをしたい」と思っている人も存在します。SNS上では自分の素性がバレれていない分、“好き勝手な行動をするのに最適な場所”だと考えている人もいます。
それで言えば、たとえ不愉快な情報発信を目にしたとしても、“わざわざ自分の時間と労力を使って誹謗中傷をする人”というのは、限られています。大概の人はスルーすることが多いですしね。
だから、もし誹謗中傷する人に出くわしてしまったときは、「みんなにそう思われている」と考えないことが大切。世の中には、「100人からの賞賛よりも、1人からの誹謗中傷に気を取られてしまう人」がいます。そういう人はもっと“自分を応援してくれる人”のほうに目を向けましょう。
また、残念な人とは「同じ土俵に乗らない」ことが大切。もし言い返してしまったら、相手の思うツボです。そういう相手が一番嫌がる仕返しは、「無視されること」だということを理解しておきましょう。
(3)言われたことを真に受けてしまっている
悪口を言われたとしても、内容によっては、傷つかないものもあるもの。それは、どういうことかというと、多くの人は、“自分が劣等感を抱いていること”に対して悪口を言われると、真に受けてしまうことが多いのです。なぜなら、その悪口を自分に一番言っているのは、実は「自分自身」だからです。
例えば、自分を美人だと思っている人が、人から「ブス」だと言われても、「誰のことを言っているの?」と気になりません。逆に、自分の容姿にコンプレックスがある人の場合は、ひどく傷ついてしまうでしょう。
つまり、自分がそんな言葉を真に受けないくらいに自信を持てるようになれば、どんな悪口も“雑音”になるのです。
さらに言えば、相手に“自分を傷つける力”を与えるのかどうかを決めるのは、自分です。だから、「そんなの、どうってことない!」と思える人は、相手にそんな力を与えないでいられるのです。
人からの評価が気になる人ほど、誹謗中傷する相手に“自分を傷つける力”を与えてしまっています。人からどう思われようが、自分が自分を「OKだ」と思えるような人になりましょう。
実は世の中には、そんなSNSの誹謗中傷に傷つくどころか、むしろ参考にして向上していく“強者”もいます。それについては、〜その2〜で紹介します。