コラム 「結婚は窮屈な制度」と感じてしまう4つの理由~その1~

現代は、生涯未婚率が上がり、結婚しない人も増えてきています。それは、社会的な要因もありますが、従来の「結婚の制度」が、だんだん現代人の価値観に合わなくなってきているところもあるのかもしれません。

「結婚は窮屈な制度だ」と感じている人は、どんなところに不自由さがあると感じているのでしょうか。

結婚が窮屈な理由1:名字を変えなくてはいけないから

愛する相手と「ずっと一緒に生きていきたい」と思うのは、自然なことでしょう。でも「だから結婚するのか?」というと、結婚そのものは、“純粋な愛”のためだけの制度とは言い切れないところもあるため、躊躇してしまうこともあるようです。

例えば、日本では夫婦別姓が認められないため、2人とも名字を変えたくない場合、籍を入れないで事実婚を選ぶ人たちもいます。
アラフォーで起業しているAさんは、今の彼と結婚しようか迷っています。もし結婚して相手の名字に変えるとなると、会社、不動産、株など、あらゆるものの名義変更をしなくてはいけなくなり、現実的にそれに対するお金も労力もかかることを思うと、入籍するのが億劫だと感じてしまうそうです。

それだけでなく、自分の今まで慣れ親しんでいた名字が変わってしまうことに精神的な苦痛もあるようです。たとえ通称名として旧姓を名乗って2つの名字を使い分けることができるのだとしても、どの場面ではそれが可能で、不可能なのかなど、いちいち判断しなくてはいけないことに面倒臭さを感じるそうです。
でも、なかなか男性のほうに「苗字を変えてほしい」とは頼みにくいので、「早く日本も選択制夫婦別姓になってほしい」と待ち望んでいるようです。

現代は、晩婚化が進み、働いている女性の場合は“所有しているもの”が色々とあることも多いため、名字が変わってしまうと、現実的に手続きが大変なことも出てきます。
選択制夫婦別姓については賛否両論ありますが、個人的には、“選択制”に過ぎないのだから、それぞれの事情に沿って自由に選べるようになってほしいと思うものです。
「名字が違ったら家族の絆が弱くなる」なんてことも言われますが、もしそうだとしても、それは名字だけが問題ではないかもしれません。

ただ、仮に今後、夫婦別姓制度が認められた場合は、「子供ができたとき、名字はどうするのか」という問題は必ず出てきます。
その場合、夫婦別姓制度になりたての時は、子供は「相手側の名字にする」くらいの譲歩はみせたほうがいいかもしれません。日本でも夫婦別姓が当たり前になってきたら、女性も「子供も自分の名字にしたい」と言いやすいものですが、「女性側が夫婦別姓を希望して、相手に認めてもらうようなケース」の場合は、子供の名字まで自分の思い通りにしようとしたら、結婚そのものが破断する可能性も出てくるかもしれません。

結局、夫婦が快適に暮らすためには、色々なことに折り合いを付けていくことが大切ですし、逆を言えば、“折り合いを付けられるような制度”であることが重要です。やはり「選択肢がない」のは、不便ですよね。

1 2