コラム 誤解していない?「大人になる」ことの本当の意味~その2~

「もう大人なのだから、綺麗ごとなんて言っていられない!」なんて、世の中に幻滅してしまっている人も少なくありませんが、そういう人は、“本当の意味”で大人になることを分かっていないのかもしれません。

~その1~では、「本当の意味で、大人になること」として、「心の純粋さを守る“強さ”を持つ」「“大人のずるい関係”を持たない」について紹介しました。

〜その1〜はコチラ

「大人になる」とは、どういうことなのでしょうか?

年齢を重ねれば、自然に「大人」になれるの?

本当の意味で、大人になること3:色々な「正しさ」があることを理解する

歳を重ね、知識と経験が増え、物事の分別がつくようになると、「自分は正しい答えを出せるようになった」と思いがち。でも、むしろ、「正しさは人によって違うこと」を理解するほうが大切なのです。
例えば、40代のCさんは、老若男女が集まる会議に参加をしたら、ご高齢の男性が、自分の今までの経験と知識をもって「自分の意見が正しいのだから、従うべきだ」と言わんばかりの言動をしていたそうです。
でも、その彼が主張していることは、自分にとってのメリットばかりで、反対意見を言う人がいると、怒りだすこともあり、参加者の人たちと折り合いをつけられるような状態ではなかったのだとか。
Cさんはそのとき、「年を取ったところで、大人になれるわけではないんだな」と感じたそうです。

大人であるなら、自分にとっての正しさに固執せず、自分とは意見が違う人に対しても「そういう考えもあるよね」と言えるくらいの包容力は欲しいもの。大人になるというのは「正しい答えを出せる人間になる」というよりも、「色々な正しさを持っている人たちと折り合いをつけられる人になること」なのかもしれません。そもそもこの世界に「100%の正しさ」なんてものはないですしね。

「愛と調和」は、私たちが命尽きるまでの間、より多く持てるようになっておきたいものでもあります。相手を尊重し、相手のほうが年下だろうが、経験が少ないだろうが、相手には相手の「言い分」と「正しさ」があることを理解した上で、折り合いをつけられる方向に持っていける人でありたいものですね。

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