コラム マウント、モラハラ、正しさの押し付け ……“残念な人”への対処法〜その1〜

マウント、モラハラ、正しさの押し付け……。誰もが「なぜ、この人は、こんなに失礼なことをするのだろう?」と驚いてしまうような人に出会ったことはあるもの。そんな“残念な人”に出くわしてしまったときは、どうしたらいいのでしょうか?

“残念な人”の対処法1:“相手の問題”だと認識する

マウントやモラハラ、正しさを押し付けてくる人など、残念な人に出会ってしまうと、怒りを感じたり、悲しい思いをしたりしますが、それは、自分のなかにある“自信のなさ”が反応してしまっていることも。逆を言えば、「自分になにか悪いところがあったわけではなく、この人自体が“なにか問題を抱えている人”なんだ」と思えば、怒る気すらなくなることもあるのです。

例えば、会社員のAさんには、苦手な先輩社員がいました。その先輩は、「自分のやり方が正しい」と思い込んでいて、違うやり方をする人に対して、否定してくるのです。そのやり方のほうが効率的であっても、です。
でも、仲のいい同僚は、そんな先輩に対して、「すいません。以後、気を付けます」とさらっと謝って交わしていました。そこで「なぜ、あんな理不尽なことを言われて、頭に来ないのか?」と聞いてみると、「あの人は、“そういう人”だし、言っても仕方ないから」とケロッとしていたのだとか。そのとき、Aさんは「同僚のような、気にしない人間になりたい」と思ったそうです。

明らかに相手のほうがおかしくて、失礼なことをされたときは、「これは、“相手の問題”なんだ」と思うようにすることが大切です。
人は、雰囲気、表情、発する言葉、行動に、“その人の内面”が表れます。だから、もし相手が失礼なことをするのであれば、それは「相手の内面がそういう残念な状態になっている」ということなのです。
だから、もし相手にされた行為で傷ついてしまいそうなときは、その相手のことをきちんと観察してみましょう。
例えば、“自分の正しさを押し付ける人”は、「自分が間違っていること」を人一倍恐れている人です。そして、「相手を否定したい」というよりも、「自分の正しさをアピールしたい(=自分を認めさせたい)」ところがあるのです。そこに気づくことができたら、「生きづらくて、大変そうだな」と思えるようになるでしょう。

また、“マウントする人”は、「人に見下されること」を恐れています。自分に自信がないから、「相手よりも自分が勝っていること」をアピールするのです。
さらに、“モラハラをする人”は、「自分が弱いことや、能力がないこと」を恐れています。なにか劣等感を抱えているから、相手を否定して、自分が優位に立とうとするのです。

つまり、すべて「相手の問題」なのです。だから、残念な人に対しては、「“そういう人” なんだ」と思えば、同じ土俵に乗らなくなり気持ちがラクになるでしょう。

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