コラム これが子供と大人の「思考の違い」!“直接見えていないもの”を想像する力~その2~

歳を重ね、色々な経験をしてきたからこそ、“大人ならではの思考”を持てるようになることが大切。“大人ならでは”の思考は何かというと、「“直接見えていないもの”を想像したり、考えたりできるようになること」です。その1では、「目の前にいない相手のことを想像する」ことや「情報の裏側を考えること」の大切さについて紹介しました。

~その1~はコチラ

この世界には、大人であっても、多くの人が見えていないことが色々とあります。それは何でしょうか。

大人ならではの思考3:「ものが作られる過程」を調べ、理解する

私たちは、自分が直接接するスーパー、ショップなどの売り場しか見えていないことが多いもの。そして、お店を信じているからこそ、そこで扱っている商品に関しては、無条件に受け入れてしまうところがあります。

おそらく「みんな食べているから」「子供のころから食べているから」などと、特に自分の意志、思考を働かせずに商品を選び、食べている人も少なくないでしょう。

もちろん、人それぞれが判断することなので、特定のものを食べることをやめるべきだと言う話ではありません。ただ「自分が普段食べているものが、どのような過程で作られているのか」は知っておいたほうがいいこともあります。

例えば、ある食品関連工場でアルバイトをした人が、あまりに多くの添加物を使っていることを知り、それ以来、その商品を食べなくなったという話があります。もちろん合法の上で作られている商品ではありますが、それだけの添加物が入っていることを理解したうえでも食べたいかどうかは、個人差があるでしょう。だから、食べるものに関しては、きちんと自分でも調べるようにしたほうがいいこともあるのです。

私たちは、身近な存在のスーパーを信じて商品を買いますが、もし仮にすべての商品が作られる過程を全部見ることができたら、選ばなくなる商品もあるかもしれません。それだけ私たちは“盲目”のまま、商品を選んでいることもあるということです。

それは、食品に限らず、衣類でも、医薬品でも同じです。例えば、信頼できるお医者さんが出してくれるお薬を私たちは安心して飲みますが、そのお医者さんがその薬を作っているわけではありません。
お医者さんによって、薬の知識には差があるので、単に「この症状には、この薬を処方する」と定められた“ガイドラインに従っている”場合もあるのです。

薬剤師・栄養学博士の宇田川久美子さんの書籍『薬が病気をつくる』(あさ出版刊)によると、こういったことが書かれています。
<薬が体内に入ったときにどんな化学反応が起こるかは、誰にも分かりません。処方した医師にも、薬の専門家である薬剤師にも、です。(中略)人の身体は1人1人違います。身体の状態も日々変わります。(中略)これらは飲んでみなければわかりません>
だから、私たちが体内に取り入れるものは、自分でもきちんと調べ、理解しておいたほうがいいこともあるのです。

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