コラム 「大人になる=理不尽な出来事に我慢すること」ではない理由~その1~

若い頃に「そんなことを言っていたら、大人になれないよ」「(理不尽な)社会でやっていけないよ」と言われたことのある人は、少なからずいるでしょう。「大人になること」とは、理不尽なことを我慢したり、諦めたりすることなのでしょうか?

本当の意味で「大人になること」について、紹介します。

この状況、「大人」なら我慢するべきなの?

「理不尽なことに我慢する」のが大人になることではない!

大人のなかには、「理不尽なことに我慢して耐えるのが、大人になること」だと思っている人がいます。でも、必ずしも耐えなくていけないわけではありません。
<Aさんの職場には、理不尽なことを要求してくる、他部署の先輩がいました。Aさんの業務範囲ではない雑用を振ってくることがあり、上司に相談しても、面倒なことに巻き込まれたくないのか、「我慢してやってほしい」と言ってくる始末。残業が増え、体調を崩してしまいました。
Aさんはこのままでは激務で体を壊してしまうと思い、転職を決めました。今は、心地よい職場で楽しく仕事をしているそうです>

理不尽なことが多い環境には、残念な考えを持っている人が集まっていることが多いので、我慢して耐え続けるよりも、抜け出してしまったほうがいいこともあります。
ただただ理に適わない環境に我慢し続けてしまう人は、「耐えることが大人であり、正しいことなんだ」と思っていることが少なくありませんが、実際は、そうとは言えません。知恵や手段を持てば、そこから抜け出し、幸せになることもできるからです。
つまり、大人になるとは、「理不尽なことがあっても耐えること」ではなく、「知恵や手段をもって、自分が納得できるように持っていけるようになること」なのです。
それを理解しないと、一歩先に進むことができないまま、耐え続けてしまうでしょう。

実際に、完璧とまでは言えなくても、自分が納得できる生活を送っている人は存在します。ただ、そういう人に理不尽な出来事は起こらないわけではなく、知恵を絞って「どうしたら、理に適った状態にできるのか」を考えて実行するから、快適な状況でいられるのです。
理不尽な出来事に対しては、きちんと異議を唱えることは大切。そして、きちんと探せば、自分の納得できるように解決できる方法は色々とあることも多いのです。
日頃から知識を広げ、「色々な手段を持てる人」になっておくことはもちろんのこと、困ったときは、知識のある人に相談をして、知恵を借りるようにしましょう。

若い頃、目上の人に、「そんなことを言っていたら大人になれないよ」と言われた経験を持つ人は少なくないでしょうが、そんな助言をする人は「我慢をすることしか方法がない」と思っているに過ぎません。
そういう人は、自分のことを信じていないのです。もっと「自分は幸せになる力があるのだ」ということを信じられるようにならないと、諦めた行動ばかりしてしまうでしょう。
ただただ耐えたり、泣き寝入りしたりするのは、もうやめましょう。それは「大人になること」というわけではありません!
諦めずに、良くなる方法を探せる人でありたいものです。

1 2